blog 福祉農園通信・龍神伝心

アジアモンスーンに吹かれて
共生の農業
見沼田んぼ福祉農園 

それぞれの3.11

2013-03-15 | 共生社会のデザイン

2013年3月11日 タイ・イサーン
島岡農業塾@バン・タラート村、島岡幹夫、震災と原発事故を語る。


 2年間日本からのタイ・イサーン・バン・タラート村、への訪問がなく、
村人は東北のことを気にかけていた。
現地コーディネーターのNGOのムアイさん、チャナさんも、
宮城県角田の農民たちの「今」がどうなっているのか知りたがっていた。
 タラート村と角田は長い付き合いがあり、
角田女子高の足踏みミシンがおくられ、今でも大事に使われている。

 タイでは、来月、ミャンマーからのLNG供給が止まり
電力不足になる可能性がある、と政府が喧伝し、
それが原発導入を受け入れるための方便であることを、
チャナさんは警戒している。
 そんな中で、島岡幹夫さんが原発について語り、日本の今を語る。
それまでの時間、それからの時間、村人たちと一緒に飯を食い、
現状の課題を語り合い、そして今その瞬間を笑い合っていた。
 島岡さんが日本や韓国、
タイの各地で長年やってきたことはこういうことだったのだということを思う。
「啓蒙するのでも、教育するのでもなく、
健全な関係をつくれば、あとは一人一人が考えればいいのだ」というのが、
今回の旅を導いた小松光一先生の言葉。
これは、大学にいる人間としての座右の銘にしよう。
農園代表が常に言っている、「知るより、感じろ」にも通じる。
 教えられたものは所詮観念にすぎず、
重要なのは自分で獲得した感覚なのだ。
そこから勘違い、思い違いをしながら、
ごちゃごちゃと生き続ける。by事務局長

北浦和西口商店街の3,11

東京霞ヶ関の3.11

宮城角田の3.11

昨日は、冥福を祈りつつ、静かに日常を過ごしました。
山の手入れが始まりました。
職人さんは、山に入る前や休憩時間に、
細目にチェンソーの目たてをしていきます。
by角田在住堀米