権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

「心の旅路」と諸々

2020-06-22 07:50:05 | 映画

心の旅路
絵に描いた様なメロドロマ、タイトルも”心の旅路”と時代掛っていて普通ならよけて通る、でも最後まで結構楽しんで観れた。
この映画も1943年と言う第二次大戦の真っ最中、こんな時にこんな戦意喪失非国民的映画を認める米国はあらためて凄いと思う。
内容は本当に良くありそうな、記憶喪失した男前の男と彼を世話するこれまた美人が3年間の生活を共にするが、ふと過去の記憶が戻り失った3年間の記憶を制限時間ギリギリまで掛けて取り戻す、といった内容でどこに出しても恥ずかしくない立派なサスペンス風メロドラマ。
男の二重生活(異次元に迷い込んだ様な)と、彼にまとわりつく美女のヒロインとの絡みが何となく安心感があるのと、チラ見させる過去の記憶の断片の散りばめ様が上手くて何だかんだと最後まで見てしまい、それなりのハッピーエンドがまた良い。

〔内容〕
 第一次大戦の後遺症で記憶を失った、仮の名をスミスという男。彼は入院先を逃げ出してさまよっているところを、踊り子ポーラに助けられた。
二人は結婚し田舎での生活で子供ももうけ安穏と暮らすが、出張先で転倒したスミスは、レイナーという実業家の息子であった喪失以前の記憶を取り戻してしまう。
そして逆に、記憶喪失以後のことを忘れてしまった。やがてポーラは、財界で名を成した彼を発見。身分を隠して近づくが、彼には、彼女がかつてともに家庭を営んでいた女性というおぼえはまったくない。それでも、マーガレットと名乗ったポーラは、彼の求婚を受けるのだが……。(出典:全洋画オンライン)

たまにはこんなのも面白い。

翼よ!あれが巴里の灯だ
ご存じのリンドバーグの大西洋横断飛行の武勇伝映画、初めて見たがこれは構成と言うか編集が見事、それに主演のJ・スチュアートも。
決行前夜のホテルのシーンから始まり、セントルイスでの資金集めと特注飛行機製作過程や、大西洋横断中の回想(マラソンのTV中継と同じで派手な見せ場があまりない)と最後まで飽きさせない編集も見事。
これまでも観る機会はあったが、何となく観た様な気になって観ていなかった一作。

夕日の挽歌
地味な西部劇、でも序曲とインターミッションがあるからそれなりの大作だったろうと思う。
雄大な西部の風景は圧巻で、ウイリアム・ホールデンとライオン・オニールのコンビが良いし、派手さは無いが面白い追跡劇だった。
(ただしあまりヒットはしなかった様だ)
監督のブレーク・エドワーズは「ピンク・パンサー」シリーズで知ってたつもりだったが、こんなのもあったんだ。

コメント (4)
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