本堂裏、大日如来を取り囲むように四天王が配置されている。
仏教の守護神だが、みな武装して厳めしい。
東のガードマン持国天。
唐の武将姿で国の安泰を護るといわれる。
踏みつけているのは、邪鬼。
南の守護神・増長天。
左手に持っているのは、戟。
邪鬼が怖いというよりかわいい。
西を守るのは、広目天。
台石には「西牛貨洲」と守備範囲が刻されている。
「広目」というのは、千里眼的特殊能力のことだとか。
最後に、北の多聞天。
広目天が、視力の特殊能力者なら、多聞天は、聴力のエスパー。
釈迦の説法を良く聴くの意もあるのだとか。
四天王の一員ではなく、単独だと毘沙門天となる。
下は、大日如来に向かって右手前(東)の持国天とその左奥の大日如来。
大日如来の真裏には、鳥居があって、「地主神」と朱文字の石碑が立っている。
「地主神」だから文字通り、目黒不動尊の境内地の守り神。
維新後の神仏分離で、寺の境内とは切り離された「地主神社」が多いが、ここでは、境内の中にある。
神仏混合のこの姿が、かっては自然だった。
石碑には「大行事権現」の文字も。
検索してみたら、比叡山の守護神の一つと判ったが、私の理解を超えるのでパス。
大日如来のある境内には、このほか、
置き灯籠
層塔が忘れられたようにあり、
この不動尊の存在もほとんどの参詣者はしらないだろう。
裏口を出て、塀沿いに右へ。
鳥居のある裏口を右に見て更に行くと、左に墓地があって、青木昆陽の墓がある。
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