ふうてんの猫の猫耳東風的フリチベ生活

働きながら和製MBAと工学博士取得をしていた自称苦学生バックパッカーの日記。
今は学位もとって大阪で技術戦略考えてます

中国のエイズ村

2005年06月08日 | 徒然なるまま(日々雑事)
普段お世話になっているgiants55さんの「エイズに苦しむ村」
を読んでのTB blogです。

中国の貧困層のエイズが蔓延している村の話は特集: エイズ 中国・河南省のエイズ村で読みました。

とても不憫に思います。
彼らは、少数民族で、漢民族でもなければ、共産党幹部を出した村でもないなら、単に村が滅びるまで見殺しにされるだけでしょう。

Days Japan からの引用です。
中国政府はエイズの存在を公にしてこなかったため、感染した人々は長い間放置されていた。病院に行くお金がない人々も多く、治療のため、財産をほとんど売り払った家族もある。検査に80元もかかるため、多くの村民が検査さえ受けられないでいる。80元=約1000円(注 ふうてんの猫)

強い憤りと悲しみを覚えずにはいられません。
貧しさ故に、売血をし、その結果、長い苦しみの末に死んでいく。
残された孤児たちは、学校をやめたり13歳で、働いたりしています。

これが、平等な労働者の国といって、マルキストが内戦を起こして作った中国の実情です。
こんなこういう貧困層がさらに悲劇にあっていることを見殺しにできる中国というを
手放しに擁護する、朝日新聞やその読者、共産党や社民党、その支持者の正義感とは何かと問わずにいられないし、そういう現状の中で、豊かな国にいながら、彼らに何もできない自分たちの無力さを嘆かずにはいられません。
(本当に悔しい)

東アジアではラオス、ミャンマー、タイが、エイズの感染率が高いのですが、
これは、貧しい少数民族が娘を売春宿に身売りさせた結果です。
親はこの金でテレビやバイクを買ったりするんですよね。信じられない!!
(これは上座部仏教の思想が影響しているそうです。男児は出家して親に徳を積ませられるが、出家できない娘は、金を稼いで親孝行する そうです。日本の仏教も創価学会を筆頭に堕落しきっているが、上座部仏教も西洋化された我々の価値観を超えている側面はありますね。
上座部仏教の国はとても信心深く、また温厚なのでとても好きなのですが・・・・)

タイでもタイ人でない人々(華僑を除く少数民族)は極めて貧しい生活を送っていますし、
そういう人々に真っ先にエイズが襲い掛かるというのは、この世に神も仏もないと思います。

# 僕は冷たいので、渋谷や原宿あたりで、性を謳歌して感染したバカはとっとと死んでいいし、
彼らが死んでも胸はまったく痛まない。
でも、治療費を稼ぐために売春などされると、とても困る

そういう、エイズが、売血や輸血といったことでも感染してきた側面があるにもかかわらず、
セックスや麻薬中毒者などでの感染があることから、あまり公に語られないことも問題だと思います。

同じエイズでも、豊かさゆえにかかるバカと、貧しさ故に不可避的に降りかかってくる人々とが、
前者により救済があるのは、世界の理不尽を嘆かずにはいられません。

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1 コメント

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エイズ村 (giants-55)
2005-06-08 15:07:05
書き込み及び自記事を紹介して戴きまして、誠に有難うございました。



全く以ってふうてんの猫様の御意見に同感です。貧困から脱却しようとして成した行為が、更なる不幸を生み出してしまうとう不幸のスパイラル。必死で生き抜こうともがいた挙句の決断が招いた悲劇と表現してしまうには余りにも哀しい現実です。片や、一時の享楽の為に無軌道な性行為を繰り返してエイズ感染する者も居る。そういった者達が治療(延命措置)を”金”で買えるのに、貧しき者達は座して死して行くしかない。何とも言えない理不尽さを覚えますね・・・。
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