ふうてんの猫の猫耳東風的フリチベ生活

働きながら和製MBAと工学博士取得をしていた自称苦学生バックパッカーの日記。
今は学位もとって大阪で技術戦略考えてます

新生民主党に期待!!

2005年09月19日 | 政治・経済・社会現象
官公労との関係見直しを明言=「おもねる姿勢」排除-民主・前原新代表 (時事通信) - goo ニュース


いままで、労組民主党と揶揄してきた民主党が、脱労組を訴える前原氏を代表に据えて出直しとなりました。
当選後も官公労(公務員の労働組合)との距離を置いていくことを明確にしています。
小泉氏は、農林族や郵政族や土建族たちの利権を排除して改革を進めてきました。
対して民主党は、口では改革を唱えながらも労働族たちの力に屈する形で、公務員や郵政に対して自民党とわたりあうことができずに、国民の信任を失いました。
また、そうした族議員たちの力を落としても自民党は勝利しました。
大事なのはだれかの権利を守るために政治をする姿勢ではなく、国民に支持されることであるということが証明されたと思います。

きっと前原氏はやってくれます。というか、ここでやらないと民主党の将来は暗い。
次はない気がする。
憲法改正論でも自民党と議論を戦わせていくといっていますし、彼の能力・経歴・人脈ならそれも可能でしょう。
従来の感情的な反米・中国賛美が出てくる民主党から、冷静な日本の安全保障を語れる、次期の政権たりえる党に生まれ変る可能性大です。
今回の選挙は、アメリカについて行こうとする自民党と、中国に従おうという民主党で外交政策が分かれましたが、中国に従おうという外交政策で国民の支持を取れるとは思えません。
しかし、前原氏のバランス感覚ある外交政策なら、十分に自民党と渡り合えると思います。
嘘つきで、攻撃的で、アンバランスな急成長している隣人である中国と喧嘩をしつづけても日本が傷つきますが、一度譲歩すると骨までしゃぶるのもまた中国です。
そして、アメリカもやっぱり攻撃的で、国内に深刻な問題を抱え、そして外交でもエゴを通す国です。
そういう中国という隣人とアメリカという隣人の双方の距離感を取るのは、今回の選挙で民主党や自民党の主張したような両者の単純化した構図ではなく、より高度な外交です。

既存の老人の組合である老組(労組)から将来を見据えたビジョンを示せる、政党に生まれ変わってくれるなら、次は民主党に投票したいと思います。

今回の総選挙では民主党を支持していた人々までが、民主党へのお仕置きだと言って自民党へ投票しましたが、そのかいあったと思います。

やっと若者が投票しても報われる野党になる芽が出てきました。
期待してますよ!!