ふうてんの猫の猫耳東風的フリチベ生活

働きながら和製MBAと工学博士取得をしていた自称苦学生バックパッカーの日記。
今は学位もとって大阪で技術戦略考えてます

就職戦線「慶応圧勝」の理由 企業の慶応好き、早稲田いや

2005年06月03日 | 就職・フリーター・ニート
就職戦線「慶応圧勝」の理由 企業の慶応好き、早稲田いやを再度読んで。

この記事はアエラの2004年の年末の記事で、雑誌で立ち読みしたのですが、
再度読んでみて思うのは、早稲田に縦横のつながりがないという下りが気になります。

いぜん、学生の人のエントリーシートを添削したときに思ったのですが、
僕とやりとりをする中で、書いてくる内容が見違えるほど良くなるし、
本人の話が、論理的に筋が通って、思い込みじゃなくて、しっかり考えているという話し方に変わってきました。

そういう、人と話をして、自分の考えに確信をもったり、疑ったり、
そもそも人に自分のことを聞いてもらうことが楽しいと思うようになったり、
そういう作業を通じて、社会に出て行く際の自分を相対化できるのだと思います。

なのに、あれほどのマンモス大学でそういう話をする先輩も、仲間も見つけられなかったとしたら、
人生ってきっとつまらないだろうなぁと思うし、働く辛さも楽しさもわからないまま就職活動をするんだろうなって思います。

人と相対化できないなかでは、きっと自分が社会の中でどう生きていこうとしているのかも、わからないのだろうと思います。

なんか、ちょっと、かわいそう。サークルの先輩とかが、就職の相談にのってあげるのは、過去の時代なのかなぁ。

早稲田とスーパーフリー

2005年06月03日 | 徒然なるまま(日々雑事)
スーフリ暴行 和田被告二審も14年 東京高裁、控訴棄却「責任格段に重い」 (産経新聞) - goo ニュース

14年の実刑判決は、殺人なみですね。
日本の司法もちゃんと正義感があるようで、十分に重い刑罰を追認してくれました。

しかし、スーパーフリーの事件があったときには、スーパーフリーを大学公認サークルにしていて、
悪い話を聞いていても、公認取り消しをしなかった早稲田の当局や
その後、早稲田祭でスーパーフリーのAV作った会社の社長を呼んで講演させたり
事件後のミスコンで、スーパーフリフリって尻相撲やらせたりと、早稲田の破廉恥ぶりは、ネットの話題をさらっていたんだけど、
結局、和田の裁判だけ進んで、早稲田の改革はぜんぜん進んでいない様子。

正直、こういうレベルの大学が私立の雄の一つに挙げられるあたりが、日本の現状を物語っているように思う。
知的なエリートを育てるような場ではなく、実際に、早稲田の卒業生の3割はフリーターかニートらしいし、
アエラでのインタビューによると就職率は56%
だそうです。

そりゃ、この世の春を謳歌するために、犯罪に走る奴もいるかも・・・・
と思ってします。

やっぱり国際化社会でまともに競争できる人材を育成できる、まともな教育機関は必要だと切に思います。
それは、自立的に考える知力と、高いモラルを持ち、人間的に魅力ある人材
だと思うのですが(スキルとかはあとまわし)、そういう教育できる大学ってどこだろう?
(個人的には東大と京大は期待しています)
また、そうした大学教育を作っていくためには何が必要だろうか と思います。
研究偏重の大学から、教育も重視した大学に生まれ変わる必要があると思います。

あと、早稲田は入試に「道徳」と「13歳のハローワークを読んでの小論文」を入れるようにw
まぁ、冗談はさておいても、18歳の学力だけでなくて、22歳まで真摯に学び続ける熱意と、人格形成されているということを、入学の要素に入れないと、税金を投入して大学を運営している意味がないように思います。

大学教育を施してニートを量産しているようなら、大学4年間に投下される資金を使って
社会参加や就業訓練のためのトレーニングをしたほうが良いのではとすら思います。