たわいもない話

かくすればかくなるものと知りながらやむにやまれぬ大和魂

深夜のたわごと

2015年01月30日 12時08分49秒 | 雲雀のさえずり

夜中にふと目が覚めた。

時計を見ると午前三時十五分だった。

すぐに頭に浮かんだのが、イスラム国に拉致された後藤健二さんの生死の事だった。

新聞、テレビ等で連日報道され始めてかなりの日数がたつ。

彼の生死はいったいどうなるのだろうか?

無事に解放されるのか、それとも、ヨルダン、日本、ならびに支援各国政府の懸命な努力にもかかわらず、彼の存在はこの世から消滅され「無」になってしまうのか。

「無」とは、一体とういう状態の事なのだろうかと考え始めた。

無念・無能・夢想・無上・無情・無常・無想・無心・無届・無頓着・無敵・無動・無知・無恥・無茶・無尽蔵・無礼講、無い、「無」のつく言葉は、まだまだ多くある。

この「無」の意味するものは一体どういうことだろう?

「無」について考えた。

「・ないこと ・存在しないこと ・欠けていること ・いかなる有でもないこと

・万有を生み出し、万有の根源となるもの」

「無」は「無」であり、ほかの何物でもない、極限の「無」と言うことか?

「無」とは、水も空気も、文字も言葉も、人間の心も生命も、地球や宇宙の存在も、「無い」状態なのか?

こんなことすら考えることのできない状態が「無」かも知れない。

「無」すなわち「無」すらない状態なのかも?

こんな、馬鹿げたことを考えているうちに朝を迎えてしまった。

「お父さん、御飯ですよー」妻の声がする。

今日も未知の時間「無」の一秒から一日が始まる。

後藤健二さんが無事で解放されますよう。

 


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