寓居人の独言

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思い出話「スウェーデンの印象(男女差別)」(20140209)

2014年02月09日 22時29分26秒 | 日記・エッセイ・コラム

 社会保障先進国と言えば、初めに頭に浮かぶのはスウェーデンですね。ストックホルムで学会があったとき初めて行きました。どんな国かと期待していったものです。
 しかし、初めに気がついたことは物価が非常に高いことでした。感覚的には日本の二倍くらいに感じました。それと食事も何かつましく感じました。例えば学会主催のバンクエットの料理は鮭のムニエル風のものが一人一切れそれと野菜が少々というものでした。それにビールがグラス二杯程度でした。ビールはもしかしたらジュースだったかも知れません。学会主催のワンデイツアーの昼食もほぼ同じでした。
 スエーデンで最も感心したことは町の中がきわめてきれいなことでした。人々は明るくとても親切でした。それが何故かと考えました。ほんの一週間の滞在で詳しいことがわかるとは思いませんが、社会保障がしっかり確立しているからでは無いかと感じました。
 学会はストックホルム郊外にある大きな建物で行われました。そこには病院もあって沢山の白衣を着た人たちが働いていました。そこで病院の医師と看護師に会う機会があり仕事の分担などをいろいろ聞くことが出来ました。その一部を紹介すると、スエーデンの病院では医師と看護師は同格の専門家として確立していると言うことでした。給料も両者は能力による差の他はすべて同格と言うことでした。その代わり看護師も患者に対して医師と同じ責任を持って仕事をしているという話でした。したがってカンファレンスでも対等な議論をしているようです。
 日本の病院の場合はどうでしょうか。私が通院している病院では看護師は何故か医師の補助的な存在のように見えます。
 スエーデンの事情を知ると中々興味深いことが沢山あるようです。 


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