寓居人の独言

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思い出話「台風と飛行機」(201408010)

2014年08月16日 06時47分14秒 | 日記・エッセイ・コラム

 台風11号が四国へ上陸して日本海へ抜けた。雨量が多いというのが11号の特色である。被害を受けた方々にはお見舞い申し上げます。

 また続いて13号が東海・関東を目指しているので心配である。

 もうかなり前まだ本州と四国を結ぶ橋がなかった時代の話で恐縮です。高知大学で学会が開催された時の話です。

 東京から新幹線で名古屋へ行き、そこで共同研究者と合流して中部空港から高知空港へ行く予定でした。しかし高知空港付近の天候が荒れているために、高松空港へ行きそこから列車またはバスで高知市へ方法しか無いということで高松まで飛行機に搭乗しました。まずは順調に飛行していたが着陸態勢に入り、車輪が接地したとき飛行機が強風にあおられて機体が傾き、右翼が地面に接触しそうになった。瞬間私は大変だと思いどうしたらよいかを考えた。しかし飛行機は体制を立て直し無事着陸した。やれやれと思った。 

 高松空港からバスにするか列車にするかと迷っていると、同機できた方4人と割り勘でタクシーに乗り高知まで行くことになった。途中大歩危小歩危に連なる川岸を通った。川水は濃い水色をしていて滔々(とうとう)と流れていた。数時間して高知駅前に着くと4人の人は割り勘分を払ってさっさと下車して行ってしまった。運転手は遠くまで来たのだからチップをくれると思っていたのに客がいなくなってしまったのでふくれ面をした。私は気の毒になって何か忘れてしまったが記念になるようなものをチップ代わりに渡して下車した。

 高知では鯨の尾のみや本物のカツオタタキを食べたり、懇親会の席で高知式酒の飲み方を教わったりした。それは杯の底が丸くなっていたり尖っていたりで置けないようになっているので杯を手に持ち続けなければならない。杯を手に持っているともっと酒を欲しいととられ酒を注いでどんどん飲ませる。何とも豪快な話である。

 ホテルの受付で高知城前の堀端の道路で朝市をやっているというので見に行った。そこでクコの実の黄色い粉を毎日少しずつ飲むと肝臓に良いと言われてツイ買ってしまったがいつの間にか忘れて全く飲まなかった。以上、台風にちなんで思い出したことを書き留めました。

 


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