寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

与論島の想い出

2015年04月21日 22時16分53秒 | 日記・エッセイ・コラム

 日本のいろいろな島を仕事で訪ねたことがあります。

島にはそれぞれいろいろな興味深いことや景色があります。

これまでにも何回か書いたので、重複する部分もあるかも

しれませんが思い出話なのでご容赦願います。

 今でもあるかどうか不明ですが、与論島の南の方に、

南風荘という民宿がありました。2階建ての大きな民宿でした。

 この民宿には数年間にわたりお世話になりました。ある日

の夜、民宿の親父さんが有泉という黒糖焼酎と三線をもって

私たちの部屋へやってきました。しかも若く美しいお嬢さんを

伴ってです。

 親父さんは私たちに「有泉」を勧めながら、民話をたくさん

聞かせてくれました。しばらくして三線を取り上げ、

「ようやく焼酎で身体が温かくなってきたので三線を引いてあげましょう」

と言ってよい音色を披露してくれました。何曲か歌ってから、

かの美しいお嬢さんが三線に併せて民謡を歌いながら踊りを

見せてくれました。

 後で聞くと親父さんは、南西諸島の三線コンクールで

優勝した経験があると言うことでした。お嬢さんの踊りは優雅で

指先の動きや顔の表情が微妙に変わりその美しさに感動しました。

 南風荘には他にもいろいろな想い出があります。近いうちに

また書きましょう