寓居人の独言

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囲碁の話「大勢を見失うと」(20140714)

2014年07月14日 09時07分42秒 | 日記・エッセイ・コラム

 大勢を見失うととんでもない結果を招くことがあるという話です。

 昨日隣市の囲碁クラブとの対抗戦に参加しました。第1局目の対戦相手は、三段と言うことで向こう先番で始まりました。序盤から中盤にかけて地合で圧倒的に優勢でした。しかし相手はこれでは負けになると思って勝負手を打ってきました。私の方から見て右辺から下辺の白地と思っていたところへ打ち込んできたのでした。私はもう勝負はついていると思い気軽に相手のいいなりに打っていました。するといつの間にか星に打ってあった石の下辺と右辺が寸断されてしまいました。私はようやく気がついて両方の安全を計りましたが時既に遅く両方の石を取られてしまいました。終局になって数えると10数目足りず負けになってしまいました。

 その前日(一昨日)町の定例会で打っていたときに突然打つ手が乱れ全くおかしなことになってひどい負けが続きました。その影響を引きずっているのかと思い今日の対戦はせめて五分に持っていきたいと思ってその後の3局は少し緊張して打ちました。その結果残り3局を連勝してまあまあの成績に持って行くことが出来ました。

 初めに負けた原因を検討してみました。上にも書きましたが相手が勝負手を打ってきたときに、私は相手を甘く見ていたことに気がつきました。それからその時全体を見ることをしなかったことに気がつきました。つまり大勢を見極めてどこまで譲歩しても良いかを検討しなかったのです。いつも下位の人と対戦するときに言っていたことを自分で忘れてしまったのですね。何ともお恥ずかしい次第です。

 囲碁に限らず大勢を見極めないと思わぬ結果を招くという自らへの戒めとします。