農村ライフ 日々是好日

山形・庄内平野でお米を作る太ももの会広報部長の農村日記

畦畔シート立て

2020-05-18 21:19:36 | 農作業

田んぼの尻、工事跡で極端に低くなってしまったところに畦畔シートを張りました。


久しぶりに畦畔板(畦波ともいう)を購入。
以前毎年使っていたのが結構な数あったのですが、
漏水防止策は畦マルチに取って代わってしまったので
処分してしまったのでした・・・


厚さ0.5mm 長さ30m 幅30cm(あるいは20m)これが標準。
一巻1650円。
150a分の田んぼに用意したので15000円程度の出費です。


埋まったばかりの排水路上部を通って現場到着。


高さの際を見極めて少しずつシートを伸ばして
手でしっかり押さえていきます。
これ大事。

田んぼの水面の境界になるので、高低差による水圧がかかりますから。
補強のため適宜シートの両側を杭で固定します。
これも大事。


端っこには板を埋め込んで、水の通り道を作っておきます。
これって大事。


畦畔シートで仕切られました。
低いほうの水面は速やかに適当な高さまで排水。
これでやっと早苗の葉先が出てきました。


別の田んぼ。
夕方になってしまいました。
風向きが変わってダシ(東風)強くなってきました。
このまま明日は終日かなりの強風が吹く予報が出ています。


急いで鉄杭を風下(水圧がかかる低い方)に立てて補強しました。
それでも風上ではダシに煽られた水がたっぷんたっぷんと畦畔シートにぶつかってきます。
風速が10mを超えそうな明日は、耐え切れず何か所か決壊するかも知れません。

日もとっぷり暮れて稲の並木も見えにくくなってきたのに、
強まる風の中、鉄杭を挿してはハンマーで叩き固定させます。
都合200m分。

なんだか台風の前夜、手塩にかけた龍錦を倒伏させないようにと
風雨の中田んぼにロープを張り続けた夏子を思い出してしまったり。

明日の風が心配です。
まだ根を張らない早苗は風で浮けてしまうかも知れません。

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