虫歯予防シリーズ第3弾です。2005年ごろ作成したスライドをベースにシリーズを続けます。
2005年とか、結構前ですが虫歯予防の理論的部分はほぼ完成しています。
なので、現在説明しても全く古い内容ではありません。
歯の表面には、通常の歯磨きでは除去できない「バイオフィルム」が形成され、虫歯菌や歯周病菌のすみかになります。
最近ではＰＭＴＣという用語は随分一般化して来ました。専門家による歯のクリーニングです。
歯石除去とは異なりますが、広い意味での歯のクリーニングであれば、歯石除去も含みます。
数種類の専用の器具とペーストを使用して、歯科衛生士が行います。
ＰＭＴＣは、多分1980年代に北欧で始まって、私も日本ではいち早く取り入れました。
その頃はバイオフィルムという概念がなく、歯のクリーニングをしただけで虫歯リスクが下がるのは謎でした。
その後バイオフィルム理論が完成して、ＰＭＴＣの有効性が理論づけされたわけです。
当院でも乳幼児を除いてはＰＭＴＣを実行していて、家庭でのケアも重要ですが、プロが行える予防処置として位置付けています。
歯周病予防で言えば、当院ではＰＭＴＣ時に、歯石除去、歯周ポケットの中の歯垢除去（デブライドメント、ディプラーキング）も行いますので予防効果ありです。
クリーニングでステインや歯の黄ばみが取れて、審美的にもスッキリしますが、実質的虫歯および歯周病予防効果があるのがＰＭＴＣです。
小児ではフッ化物塗布もあるので３か月間隔くらいで来院頂いていますが、成人の場合、問題ないと思っても半年間隔くらいでケアを受けるのが安心です。
私自身も半年１回のケアは受けていて、さすがに歯科医ですから、虫歯歯周病の問題はなしです。
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歯並びの良し悪しは、歯と歯列の大きさのバランスが主たる要因です。
上下の歯並びのバランスも個人差がありますので、デコボコ度が異なることはあります。
反対咬合系の小児患者さんの場合、下顎が前方に誘導されている要素があれば、早期のアプローチが望ましいことになります。
そうでない場合は、上顎下顎の成長がほぼ終了した段階での治療開始になります。
歯科矯正では、特に下顎成長のコントロールは不可能なので、成長期が終了した段階での嚙み合わせ歯並びから、治療計画を立てます。
この患者さんは、以前奥歯の部分矯正はしましたが、下の前歯のデコボコが気になるとのことで全体的な治療をご希望です。
噛み合わせが浅く、上下噛み合っていない部位もあります。
奥歯の前後関係をみると、しっかり下顎が前方で、骨格的には反対咬合系です。
抜歯矯正の対象で、下の前歯は内側移動、上の奥歯は前方移動して、歯並び噛み合わせとも改善するのが、スタンダードな治療方針です。
上顎の成長は10歳ころまで、下顎成長はその後の思春期成長とシンクロしますので、全体的な矯正治療は最も遅いスタートになります。
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前回に続き、今更ですが虫歯予防ネタ。
乳幼児では仕上げ磨きも重要ですが、虫歯菌の感染時期が関わってくるので、この時期をうまく乗り切ることが重要です。
昨日に続き、自作の虫歯予防スライドから紹介します。
虫歯菌の感染は母親から子供へというのが最も一般的ですが、時期は上記のごとくほぼ1年間です。
感染を少なくするために、食器の共有や口移しを控えましょうとは、よく言われることです。
これはご存じの方も多いと思いますが、感染の媒体のみの対策では不十分というか、偏っています。
虫歯菌が感染して、定着するというのが問題で、感染する側すなわち子どもの食生活も重要です。
あとは感染源ともいえる保護者のお口の中の環境を整えることです。
虫歯菌が多い大人でも、歯磨きを頑張る、歯科医院でクリーニング（ＰＭＴＣ）を受けることで減らせます。
従って虫歯菌感染対策は、保護者側、媒体、子ども側の３要素を考慮することで、合理的に可能です。
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虫歯予防に関しては、学問的には２１世紀初頭には完成しています。
あとは具体的に日常で実行して、それを歯科医がサポートすれば、虫歯は発生しないはずです。
虫歯の初発年齢は遅くなり重症度も減りましたが、青少年期以降の虫歯減少は鈍っており、相変わらずの虫歯治療はあります。
理屈では分かっていても、それを実行できないのはむしろ普通の人間なので、虫歯消滅というわけにはいかないわけです。
歯科医としては、現実的に可能なことを提案して、患者さんに実行してもらうことで虫歯は可及的に減らせます。
小児歯科的観点で言えば、年齢によって虫歯になりやすい部位が異なりますので、それに合わせて歯磨きやフロスが重要な部位が異なります。
これは、最初は2005年につくったスライドの１枚です。この時点で、虫歯学（カリオロジー）はほぼ完成しているわけです。
１歳２歳の早期の虫歯は、決まって上の前歯なんです。
卒乳の時期や、甘いものを覚える時期なども関与しますが、仕上げ磨きのポイントはここです。
仕上げ磨きを嫌がる時期なので、ポイントを短時間で磨くと実質的にＯＫです。
歯間の隙間が無い場合は、上の前歯に限定でＯＫなので、フロスも実行しましょう。
将来的には大人になってもフロスは重要なので、歯磨きとフロスはペアという常識になると良いですね。
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8月も下旬になりますね。
通常通り、休日出勤で数時間は雑務です。
来週のアポイント表を見たら、とにかく患者さんいっぱいで、8月中はこの状況が続くでしょう。
体力勝負という感じです。
因みに、お盆過ぎから息子たちが帰省して来ていて、次男は早めに戻りましたが、長男は今日まで福岡滞在でした。
長男は帰省したら、地元の友人に会ったり福岡グルメが定番です。
友人のイタリアンシェフのKさんから、業界人の美味しいお店を教えてもらって行ったようで、いくつか名刺をもらって来ました。
医院のある薬院近辺とか西中洲などで、時間を見つけて寄ってみたいものです。
歯科医院で言えば、患者さんを紹介できる専門性の高い歯科医院ということになりますよね。
休日は早めの家飲みですが、週明けの忙しさを考えて、久しぶりに今日はノンアル。
今日のBGMはH△G。なぜか聴きたくなる不思議なグループ。
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大学教授でありながら、バーテンダー＆カメラマン兼任のK先生によると、ジンのビーフィーターはビーフ イーターらしい。
ラベルの如く、ロンドン塔を守る近衛兵の意味と、牛肉を食べる人の両方の意味があるよう。
最近ジンが日常になっていて、今回はビーフィーターです。
ウォッカも切れていて、久しぶりにジャパニーズウォッカ。これは若干アルコール度数低めで37度です。
左のビールは福岡地元の白ビール。
本日BGMはDUA RIPA。今が旬で、歌唱力＆ビジュアルを兼ね備えた歌姫。
因みにそのそろ、ためになる（？？）歯科ネタを復活させないといけないですね。
日常臨床は真面目に楽しくやってますから。
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お盆休みが終わって、昨日はスタッフ全員集合。
私は福岡で過ごしましたが、皆さん帰省や旅行で移動した人が多かったようです。
ある種恒例ですが、ちょっとしたお土産を買って来てくれます。
宮崎、奄美、長崎、タイなどでしょうか。
結構揃いましたね。スタッフルームではお土産交換会もあったのでは。
皆さんありがとう。
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昨日は亜熱帯的な夕立もありました。
暑さは相変わらずで、最高気温３４度とか３５度。
昨日夕方、久しぶりにSONY RX で撮影。
コンパクトですが、高性能なコンデジ。レンズはCARL ZEISS。
最近はスマホカメラの進化で、一般のカメラメーカーは苦戦しているようです。
いわゆる一眼レフやエコノミーなコンパクトカメラは、消滅の危機とか。
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私自身はツイッターはやってませんが、家族友人知人のツイッターはチェックすることはあります。
先日も紹介したジャズプレーヤーのKKさん、この夏地元で夏フェスが開催され、参加したようです。
岩手なので、地域の海開きは大震災以来11年ぶりだそうです。
地元の方々にとっては感無量ではないでしょうか。
三陸鉄道沿いのようですね。
KKさんは、何もない田舎とか言ってますが、いつか訪れてみたい場所です。
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お盆休みも今日が最終。この時期、鹿児島に帰省して、実家で高校野球を観ていたな〜と言う数年前の記憶です。
今年も福岡ですが、それでもTVで普通に高校野球が観れるのは、例年の風物詩と言う感じでホッとするところです。
今日は、ほぼ通常の時間に出勤して矯正関連の歯列模型の整理。
一定の年限が過ぎているものは処分して、そうで無いものは年限に応じて収納場所を入れ替えます。
収納できず、院長室に置いていた模型が一応なくなりました。
また時間と共に増えますので、定期的に行う必要があります。
カルテも年限が過ぎていたり来院が途絶えている患者さんは処分したり、収納庫に一旦移動します。
現在は電子カルテで、紙媒体の量が随分減りましたが、受付のカルテ収納スペースにも限りがあります。
なので、受付のNさんは合間時間とかで整理作業をやってくれています。
加えてスタディグループでの会員宛アンケートの準備など、お昼過ぎまで作業をして、一応終了。
ランチは近くのウエストで、これも私定番のかき揚げ丼セット。
温玉と甘い九州味のタレをかけて。
福岡のうどんは牧のうどんに代表されるような柔らかめですが、そこまでないウェストがいい。
どちらかと言えば、五島うどんとか沖縄そばくらいの歯ごたえが好みです。
因みに急ですが、息子たちが、今日の夜遅く帰省でやって来るそう。正月以来ですね。
もともと兄弟一緒に、友人のいるオーストラリア旅行の予定でしたが、都合で延期になり、そのかわり福岡と言うことでしょう。
近況を聞きたいところです。
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