福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

和やかな小児歯科

2009-04-22 | 子どもとの付合い
先週、九州大学病院全身管理歯科の歯科医師Aさんが見学にみえましたが、見学のお礼のハガキが届きました。
全身管理歯科といえば、高齢や有病の患者さんが中心ですので、今まで小児を診る機会がほとんどなかったとのこと。研修医と勤務医で経験できなかった小児分野も、今後勉強していきたいそうです。当院はそのイントロというところでしょう。
診療後のミーティングで感想をお願いしたのですが、「子どもがあまり嫌がらずに診療を受けており、診療台に上がる場面などでも、子どもを無理強いせずに周りが見守っているというか待ってあげており、無理がない印象を受けました」とのこと。
特に当院が乳幼児の取り扱いで目指していることを感じてもらって、嬉しい気持ちでした。
かつてむし歯の多かった時代は、小児歯科では保護者と患者さんの分離が原則で、とにかくむし歯を治療、治療でした。治療される側の子どもも随分大変な思いをしたと思います。その時期には、一般歯科の先生はまだあまり小児の治療というのは不得手で、患者さんに保護者の方が付き添って診療する方針のところが多かったように思います。
最近は、専門でないまでも一般の先生も以前より随分小児歯科治療をきちんとされるところが増えましたが、以前の小児歯科医がしていたような方針をフォローされているように思います。
最近の私達小児歯科医は、その時代を過ぎて、最近は乳幼児ではあえて患者さんと保護者の方一緒という方針のところが増えているのではないでしょうか。当院は開院当初からそのようにしています。
保護者が一緒だと患者さんが甘えて協力的にできないから、分離することで患者さん~歯科医およびスタッフとのコミュニケーションがうまくいく、という理論でしたが、保護者の方が一緒でもコミュニケーションがうまくいくところまで持っていくのが小児歯科医の仕事のような気がします。
最近は治療もですが予防指導や処置が増えてきていますので、保護者の方への説明など、一緒に診療室内に入ってもらったほうが便利で簡単です。また私たちと保護者の方がある種仲良く話している姿は、子ども達もリラックスするというプラス効果があると思います。何しろそれが、単純に、自然と感じています。






ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam/
                             http://www.futatsuki-dental.com/




コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 晴天、さくらんぼ育つ | トップ | 緑の季節 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿