物を食べるときにクチャクチャと音をたてる人がいて、気になることも少なくないですよね。
子どもはもとより大人でもそういう人はいて、食事のマナーとしていかがなものか、と思われます。
先日NHKラジオの朝の番組を聴いていたら、まさに大人の親子のクチャクチャが気になるとのお悩み相談がありました。
癖とか習慣とも思われますが、このクチャクチャを改善するのはそれほど難しくありません。
矯正歯科を行っていると分かるのですが、鼻疾患の有無に関わらず口呼吸があっていつも上唇に力が無いような状況ですと、出っ歯の傾向が出てくることがあります。しゃべるときに舌が前方に出てくるような癖があると、前歯がかみ合わない問題が出てきます。
このように、唇や舌の力や位置が成長発育期の噛み合わせに影響します。そういう良くないバランスを改善するための、筋機能療法というのがあって、クチャクチャも口を閉じる訓練をすれば改善しますし、特に大人では意識して口を閉じて食べることを続ければOKです。
多分、意識することで最初は食べ物が美味しく感じられないかも知れませんが、そこはしばらく我慢です。それと、大多数の人が実は口を閉じて物を噛み、食事していることに気づくはずです。
ただし極端に前歯が出っ張っているとか、前歯がかみ合っていない人は、改善に限界があるかも知れませんが。
口を閉じるためには、歯科医院で指導&評価する筋機能療法もありますが、自分でできる方法に、「あいうべ体操」とかネットとかで購入できる「パタカラ」という器具を使用する方法があります。
「あいうべ」の元祖、今井先生は福岡市開業のドクターで、私もレクチャーは受けたことはあります。
口を閉じるということは、クチャクチャ改善だけでなく、感染予防の面からも重要なことです。
この今井先生の本は、専門書ではありませんし分かりやすく書いてあります。当院待合室にも置いています。
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam
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