以前のブログで紹介しました、噛み合わせが深くて、上の前歯が出っ張っている患者さん。
噛み合わせを上げて、上の前歯を内側に移動できる、プレート型の装置を使用しました。
治療前くらい上の前歯が出っ張っていると、口を閉じにくいとか、前歯でものを噛みにくいとかありますし、習慣的な口呼吸も誘発されます。また下唇が上の前歯の内側に入ってしまってなかなか自然に前歯の出っ張りが治らない状態です。このまま成長発育が大きくなる小学校高学年を迎えると、骨格的なずれも出てきそうです。
そこでその前に早期治療を始めました。噛みわせを上げるのに数か月、前歯を内側に移動するのに数か月かかりました。その後数か月そのまま入れてもらってトータル10か月位で一旦終了です。下顎の位置や骨格的なずれが少しはありますので、数年後にどんなになっているかで再検討は必要になるかも知れません。
でもこの初期治療で、前歯での噛み方、唇の閉じ方など改善されて来ていますので、バランスの良い状態で成長発育期を迎えられます。
私自身の臨床では、外せる装置を使う場合は少ないのですが、このような状態の場合はシンプル・イズ・ベストで床型装置が適応ですね。
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam/
http://www.futatsuki-dental.com/
最新の画像[もっと見る]
- NHK VS テレ東ドラマ 4時間前
- NHK VS テレ東ドラマ 4時間前
- 保隙装置の役割 1日前
- 保隙装置の役割 1日前
- 保隙装置の役割 1日前
- 保隙装置の役割 1日前
- ゆりやん、やるやん 3日前
- 学びの秋がやって来た 4日前
- 先天欠如歯がある患者さんの歯列咬合 5日前
- 先天欠如歯がある患者さんの歯列咬合 5日前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます