今年のゴールデンウィーク、特に計画は立てず、ちょっと外出や仕事、そして読書などをして過ごしています。
昨日は博多どんたく初日で、次男も吹奏楽部でどんたくステージやマーチング出演の予定でしたが、生憎の雨風で中止になって残念。
読書と言えば歯科専門書も含めアマゾンなどで探して届けてもらってます。
昨日届いたのがこれ。PMTCと言えば、最近は患者さんやわが息子たちも知っていますが、簡単に言えば「歯のクリーニング」。
歯石を除去するのはスケーリングと言いますが、PMTCでは歯の表面や歯茎のポケット部分の歯垢やステインを機械的に除去することを指していて若干区別されますね。
ポケット部分の歯垢を器具を使って除去することをデブライドメントと言いますが、当院では機械的に限らずより広い意味で歯のクリーニングを行っていて、PTCと呼んでいます。
PMTCやPTCでは歯周病菌やむし歯菌が住み着いているバイオフィルムを除去できるので、時間の経過とともにバイオフィルムは再生されるとは言え、リスクが下がるのは確かです。
患者さん側にとっては歯の黄ばみやステインが取れてすっきりしますし、見た目だけでなくむし歯や歯周病のリスクが下がりますので、予防には非常に有効と言えます。
内山先生は私たちも講演を聴いたことがあって、PMTCに関しては第1人者の先生です。旧版から多分10年くらい経ているのかな?
最近の考え方、テクニックなど期待できそうです。歯科衛生士スタッフと共有して当院の予防をさらに進化できたらいいな、と思います。
ちなみにPMTCの歴史は日本では約20年。一般化してきたのはここ10年くらいでしょうか。
私がスウェーデンの予防歯科を勉強する機会があって、九州大学病院でPMTCを始めた頃、誰も知らなかったしやっていなかったのを思い出します。
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam
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