福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

矯正治療後の固定は重要

2015-08-26 | 歯並び、矯正の話

歯並びかみ合わせの治療は早期が望ましい時もありますが、治療後例えば成人になった時点でどの程度良好な歯並び噛み合わせが保たれているかと考えると、なかなかの長期戦となります。
治療終了直後は綺麗になっていますから、歯科医側もそれでOKと考えず、その後の経過観察を行って評価するのが重要です。
何しろ治療より、治療後の後戻りを防止する方が難しいんです。





全体的な矯正治療終了後3年弱。下の前歯の裏側にはリンガルリテーナーという保定装置を付けています。
歯を抜いていない矯正治療なので、歯並びは良くてもある種キチキチに並んでいますので、親知らずが出にくい状態になります。
その状態が下の前歯のデコボコ後戻りの原因になることは考えられます。
親知らずの根が伸びて移動する時期が18歳前後。
早めに親知らずを抜歯するという考え方もありますが、いずれにしても親知らずまで意識する必要があるということです。
例えば永久歯前歯が出揃った後に早期治療を行ったとして、早くても12歳臼歯が出揃うまで、より厳密に考えれば高校卒業くらいまでのフォローが必要と言うことになります。
なかなかの長丁場なんです。




ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam

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