虫歯予防に関しては、学問的には21世紀初頭には完成しています。
あとは具体的に日常で実行して、それを歯科医がサポートすれば、虫歯は発生しないはずです。
虫歯の初発年齢は遅くなり重症度も減りましたが、青少年期以降の虫歯減少は鈍っており、相変わらずの虫歯治療はあります。
理屈では分かっていても、それを実行できないのはむしろ普通の人間なので、虫歯消滅というわけにはいかないわけです。
歯科医としては、現実的に可能なことを提案して、患者さんに実行してもらうことで虫歯は可及的に減らせます。
小児歯科的観点で言えば、年齢によって虫歯になりやすい部位が異なりますので、それに合わせて歯磨きやフロスが重要な部位が異なります。
これは、最初は2005年につくったスライドの1枚です。この時点で、虫歯学(カリオロジー)はほぼ完成しているわけです。
1歳2歳の早期の虫歯は、決まって上の前歯なんです。
卒乳の時期や、甘いものを覚える時期なども関与しますが、仕上げ磨きのポイントはここです。
仕上げ磨きを嫌がる時期なので、ポイントを短時間で磨くと実質的にOKです。
歯間の隙間が無い場合は、上の前歯に限定でOKなので、フロスも実行しましょう。
将来的には大人になってもフロスは重要なので、歯磨きとフロスはペアという常識になると良いですね。
ふたつき子ども歯科 http://fc-dental.jp.net
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