福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

矯正治療のシーズン??

2016-03-27 | 歯並び、矯正の話

学校の長期休みの時期は、歯並びかみ合わせの相談や、治療開始が増える時期です。
矯正治療適齢期?の小学校高学年から高校生は平日は学校が忙しいということもあるでしょうね。






まずは、乳歯の時期の反対咬合の患者さん。4歳です。
このようにがっつり逆で、下顎が前方にずれ込んでいる患者さんは、治療の難易度は高いのですが早期治療の意味も大きいんです。
軽度の場合はすぐに治癒しますが、永久歯での結果を考えると、治療しないよりした方が良いというレベルだと思います。
奥歯の咬み合わせも向かって左側は逆になっていて、上の歯並びが奥行、幅とも小さい重症ケースです。
下顎が向かって左側に誘導されズレています。





まずはムーシールドでスタートですが、そう簡単には治癒しないかと思います。
途中で上の歯並びを拡大する装置を併用するかも知れません。その判断とタイミングが重要でしょう。


お次はすべて永久歯の患者さん。歯磨き状態が良くなく、歯の生え際あたりに何本もの初期虫歯がありました。
歯磨き状態が良くなって虫歯リスクが落ち着くまで、矯正治療開始は延期。
定期的に歯磨きチェック、指導。そして予防処置を行いました。
初診から半年、OKです。





歯並びが良くないのでブラッシングは大変ですが、さすがに矯正治療をしたいというモチベーションもあって、ブラッシング状態は改善しました。





歯並びデコボコに加え、上下の前歯とも外側に傾斜していて、口元が上下とも出っ張った感じが明らかです。
このような場合、永久歯を上下左右1本ずつ抜歯しておさめることしか出来ません。
歯磨きが良好でも、歯の生え際に白っぽい歯垢が付いたように見えて、すっきりしませんね。白っぽいのはすべて初期むし歯なんです。
むしろ矯正治療はブラッシングレベルを上げて、初期むし歯をストップさせる良い機会とも言えます。
もちろん矯正治療が終われば、デコボコが改善してはるかにブラッシングしやすくなるはずです。





ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam

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