福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

歯ブラシの大きさ

2015-04-07 | 歯みがきのこと

どんな歯ブラシがいいですか? と言うのはよく受ける質問。
小児と成人で異なる部分もありますが、植毛部分で言えば、毛が密になっていてあまり硬くないもの。小児用ですと毛が長いと奥歯部分など磨きにくくなるので、横から見てあまり毛が長くないものが良いでしょう。毛がやや軟らかめで密になっていると、磨くときのコシがあってかつ歯茎を傷めにくいと言えます。
あと植毛部分の大きさですが、丁寧に時間をかけて磨く人は小さ目が良いでしょう。





最近の日歯広報(歯科医師会会員へのタブロイド版広報誌)の広告ページにある記事ですが、幅広ヘッドの歯ブラシもいいよ、という内容です。
私も随分以前からこのような発想はありました。小さめの歯ブラシは丁寧な人が時間をかけて磨ければベストです。
でも世の中そのような人はむしろ例外と思います。
私の基本としている考えは、基本的に皆がんばり屋ではないので、いいかげんな人が程ほどできる方法を考えるほうが現実的だ、ということです。
ですから、幅広の大き目の歯ブラシ、毛は密だがやや軟らかめをお勧めします。
まず磨く効率が良い、そして歯と歯茎の境目、とか細かいことは言わずに、一緒に磨く感覚で使うということです。
成人になると、虫歯予防だけでなく歯周病予防が重要になって来ます。虫歯予防のフッ素のようなものがありませんので、地道なブラッシング、フロッシングが基本です。
いかに適当で楽にきれいにするか? というと、現代は電動(音波)歯ブラシですね。これで歯磨きと歯茎のマッサージが同時にできます。一緒に毛先を当てるだけです。重要なのは同じ音波歯ブラシでもピンキリあるということです。やはりある程度以上の性能をもった機種を選ぶことが重要です。
永久歯に対しては音波歯ブラシは有効と思いますし、最近では、特に矯正治療中の患者さんに音波歯ブラシ使用を勧める方向です。






ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam

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