福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

歯科衛生士の実地指導

2007-11-27 | むし歯予防の話
歯科衛生士の専門学校の学生さんが実習に来ていますが、1か月ずつ、2名X3組の実習も今週いっぱいで終了です。
歯科衛生士といえば、予防歯科の分野が次第に認知されるようになってきた昨今、彼女達の仕事は益々重要になりつつあります。歯石とりや歯のクリーニング、シーラント、フッ素塗布などの技術的なことも重要ですが、患者さんからの情報をもとに適切なむし歯&歯周病予防指導をしたり、家庭でのケアの方法などについてアドバイスをできるようになることも同じくらい重要です。
歯科医院でできることもありますが、日常生活の中で患者さんに実行して頂きたいこともあって、この両輪がシンクロして回転することで理想的な予防ができるのではないでしょうか。私自身とにかく予防を中心にやっていきたいのですが、その各論を行ってくれるのが歯科衛生士です。
実習期間中に学生さんに対するテストが義務付けられているのですが、今日は、実際に患者さんや保護者の方に説明や指導をしたり、尋ねたりする場面を想定して説明用のチャートを使ったロールプレーをしました。想定は小学校高学年へのフロス指導そして幼児保護者への歯みがき指導で、当院スタッフが模擬患者さん(保護者)になって行いました。
結果、私達が通常話しているような内容やアドバイスを程々説明できていました。一般の歯科では小児のむし歯&歯肉炎予防では細かい指導を経験する機会はないと思うので、今回の実習をきっかけに内容やコミュニケーションのしかたなどを発展させてもらいたいなと思いました。
グッドラック。

保健所などでの集団指導というのもありますが、個別の場合、患者さん側のお話を充分に聴くというコミュニケーションも重要になるんですね。
専門家というのはつい勝手にしゃべりすぎになるので、私自身も注意&注意です。
 
コメント
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