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「殖やす」というより「減らさない」運用

2013-05-06 09:33:22 | 株式投資・資産運用
「殖やす」というより「減らさない」運用

 さて、連休明けのマーケットはどうでしょうか。とりあえず、シカゴ日経平均先物は14000円を超えていますし、為替もまた99円台になっていますので、今晩のNYkの動向にもよりますが、まあ、高いのかなと思いますが。

 昨年末からの株高、円安で、保有金融資産の時価評価総額は、多分、1.3億ぐらいになっているでしょう。昨年末からはザックリ1000万程度は増加していると思われます。


 それはいいのですが、この程度まで金融資産が増加してくると、運用の視点というのがかなり以前とは変化してきます。

 これは単に現時点での評価額ということだけでなく、日常的なキャッシュフロー、現金収支とも関係します。

 それは「大きく殖やす」というより「減らさない」ということに意識がいくということです。


 「大きく殖やす」ためには、当然、相応のリスクを取る必要があります。ここから、株でも為替でも先物・オプションでも、大きなポジジョンをとって勝負にいけば、さらに資産は大きく増加する可能性はあります。当然、そうすれば大きく減る可能性もあります。

 以前から、ベースは「安全運転」指向でしたが、現在の状況、意識はさらにこれが高まっているようなところがあります。


 運用以外での仕事等での日常的な収入というのは、この3月末と比較しても大きく減少しています。そもそも週3日しか仕事には行っていませんし、その賃金は多いとは言えません。社会保険の適用もないですし。

 金融商品の売買によるキャピタルゲインの水準は時々により異なり、時価評価としてはマイナスになることもあります。
 配当・分配金などのインカムゲインは、月によりその額は異なりますが、そんなに多くはありません。

 場合によってはこれ以外のオークション落札などの収入が多めに入る場合もありますが、これもそんなに多額になることはない。

 となると、比較的安定的に毎月入ってくる収入では、毎月の支出をまかなうことができない場合が多いということになります。
 不足分は少しずつ資産を取り崩していくという形にならざるをえません。

 また、夫婦とも既に退職金ももらい、今後、運用以外の部分で多額の現金が入ってくるということは、まあ、ないでしょう。

 親父が亡くなれば遺産の相続ということもありますが、そもそも自宅不動産と若干の預貯金程度しか資産はないですし、もちろん、今の状態の維持でいいから少しでも長く生きていてもらいたいわけで、こんなものはあてにはしていません。

 また、夫婦とも、年金支給までには10年以上あり、その年金支給の水準もいったいどの程度のものになるのかはわかりません。当然、状況は今よりよくなることはないでしょう。


 現状で、毎月の現金収支が20万程度の赤字になると想定すると、年間では240万。10年では2400万になります。

 上の子は今年就職して、4月からは食費、水光熱費、携帯代金等の名目で若干のお金をもらうようにしましたが、これは実際のところは上の子の証券会社の口座にその金額を毎月入金して、独立するようなことがあれば、そのまま渡すようにしようと考えています。
 下の子は大学に入学したところなので、学費はかかります。文系ですが、私学なので、それなりの額です。生保の子ども保険はありますが、これではとてもまかないきれません。

 といっても、別に現状で特に不安があるということはないのですが、この毎月の赤字分を補填する分が運用で補えれば、それにこしたことはありません。

 つまり、ここからさらに金融資産を増加させるということは資産運用の目標ではなく、それなりのアップダウンはあったとしても、金融資産を大きく減らさないような運用が目標となるということになります。

 これは、状況にもよりますが、極端に高いハードルではないでしょう。

 で、たまにちょっといいところに泊まったり、おいしいものが食べられたり、好きな車に乗れたりしたらそれでいいわけですし。
 お金がかからないことでも、すること、したいことはいくらでもありますし。

 さて、ここからどうするか、全体としても個々の売買でも、具体的に考えておきましょう。


 
 


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