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「「市場」ではなく「企業」を買う株式投資」を読む(0)

2017-03-28 22:27:48 | 株式投資・資産運用
「市場」ではなく「企業」を買う株式投資
クリエーター情報なし
きんざい


 図書館で買ってもらった本ですが、京大の先生の編集、他は投信とか企業年金の運用を担当している人などが分担して書かれた内容です。

 本書の趣旨ははっきりしています。
 「市場」つまり、インデックスファンドへの投資ではなく、「企業」、個別銘柄への選別投資の方が優れており、望ましいということです。

 低コストでのインデックスファンドへの投資は、あれこれじたばた動くよりもよほどましな投資ができ合理的であるという見解というのはかなり広く認められて
きており、今日、そのコストをさらに低下させようという動きがあります。

 様々のアクティブファンドは、そのコストの高さやパフォーマンスから、かなり分が悪いような印象があります。

 が、優れた企業への選別投資がいいタイミングでできればそれにこしたことはないわけでね。

 問題はどういう方法で具体的にそれをするかです。

 私自身、日本株についてはインデックスファンドを利用する気はないですね。

 なぜかというと、

一つは、個別銘柄への投資が面白いからです。
もう一つは、その方がインデックスファンドよりも優れたパフォーマンスにつながると思っているからです。

 この2つは、意味が全然違いますが、いずれも重要だと思っています。

 ポートフォリオ運用でかなりの銘柄に分散投資をしていても、個別銘柄に投資している場合、特定の銘柄のパフォーマンスが全体の運用パフォーマンスに大きな
影響を与えるということはよくあることです。投資信託の場合、アクティブ運用とはいっても、特定の銘柄が全体の2割を占めるような極端な運用はできません。

 個人の場合は、こういうのはごく普通というか珍しくもありません。

 別に最初から何かの銘柄に集中投資をしようする意図を持っていなくても、長期に保有しているうちに株価が大きく上昇し、結果的にその比率が大きく
なるというようなことがあります。このあたりがインデックス投資にはない楽しいところであり、高いパフォーマンスにつながるところです。

 個別銘柄投資にはあまり興味はなく、投資に時間をかける暇はない。手間もそんなにかけたくないというような立場であれば、低コストのインデックスファンド
投資は合理的な選択でしょう。あるいは、中心はインデックスファンドにおいて、わずかなポジジョンで個別銘柄への投資を行うというのも悪くありません。

 ですが、個人的には、とりわけ日本株については、個別銘柄への投資をすすめたいです。

 というようなことで、この本にはちょっと期待しているところです。



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