旧:鳳凰堂のランダムウォーカー <伏見の光>

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たたずむ仏と海・空・雲がとけあうところ 小浜へ(2)

2013-08-29 08:48:13 | インターネット・パソコン・デジカメ
 明通寺から次の目的地の多田寺へ向かいます。
 車で10分程度の距離ですが、細い曲がる道を間違えて時間を若干ロス。ちょっと案内がわかりにくかったです。

 サルスベリの咲いている門前の駐車場から奥に進むと多田寺。正面に見えているのが本堂で、屋根は最近修理したとのことで銅板葺きになっていました。
 お寺そのものは小さいです。


 が、ここには天平期の薬師如来、日光・月光菩薩など、多くの仏様がおられます。
 薬師如来様は、形は神護寺のものなどと似ていますが、頬がふくらみ、表情は優しいです。


 ここもお寺の方がお話をしてくださいました。どの寺院もそうだったので、観光協会かどこかからそうするように指導があるのかもしれません。

 ここのおばちゃん、無論、解説はしてくださったのですが、それよりもお寺を維持・管理していくことの大変さなどの、半ば「愚痴」が多くなっていました。
実際、檀家さんは25軒しかないとか。それで大規模な屋根の修理などをすすめるのは実際、大変だったでしょう。後継者の問題もあります。こうした大変さというのは、一部の高名な大寺院を除いては、全国どこでも常態化しているのではないかと思いました。

 昨年訪ねた湖北のお寺などは住職がおらず、地域の住民の方がお寺や仏像を維持・管理されているところもありましたし。

 長く大切にされてきたこうした文化財が将来にわたって引き継がれていけるとよいなと、それには行政、国や地方公共団体の果たす役割も大きいなとあらためて感じました。

 ということで、次の目的地の羽賀寺へ向かいます。

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