社会的な人間関係では何か嫌なことをされたとしても、関係を壊さないようにする為には感情を上手くコントロールすることが大切ですね。😉
■そうは言っても、私たちは常に感情を上手くコントロール出来るわけではありません。「ポジティブな感情」も「ネガティブな感情」も人一倍大きく感じてしまう繊細な人は、良い人間関係を築きたくても、何か嫌な事があると理性的で冷静な判断を行なうことが困難になることがあります。😞
■それもそのはず感情のコントロールには、脳の中の「神経伝達物質」が深く関係していて、たとえば「セロトニン」や「ドーパミン」が不足すると衝動的で感情的な行動をするようになります。😓
■「セロトニン」とは睡眠、覚醒に関与する「神経伝達物質」の一種で、脳の大脳基底核という所や延髄の縫線核、視床下部などに存在していて「脳幹」にあるセロトニン神経から分泌されて、夜になると脳の松果体という所で「メラトニン」というホルモンとなり体内時計である視交叉上核と言う所で「睡眠」を促します。そこでセロトニンが不足すると「不眠」になります。😨 つまり、セロトニンが不足するのは不眠やストレスが原因です。
■感情のコントロールに関わる「ドーパミン」とは、脳の中だけで働く「快楽物質」と呼ばれる神経伝達物質で、中脳の中の「側坐核の(黒質)」という所から分泌され、ストレスホルモンであるアドレナリン・ノルアドレナリンの前駆体です。ドーパミンはやる気や幸福感を得られるだけではなく、運動や学習、感情、意欲、ホルモンの調節など多くの生命活動に関与しています。
<理性>
脳の中の理性を司る部分は、大脳の一番前にある「前頭前野」と言う部分です。前頭前野は、理性の他に思考、やる気、感情、性格、などを司る部分で、子供は4~5歳ぐらいから相手の気持ちを理解できるようになり、大人は17~20歳までに理性が確率します。しかし、いじめや差別、鬱病などで自分や他人と正しく向き合えない人は、この部分の理性が生活環境などの影響で未発達のままになっています。
<感情>
■「感情」は偏桃体で作られ、普段、私達の心に何気なく発生する感情は真っ先に偏桃体が感じ取り、光よりも早い速度で今の気持ちが作られ、海馬をはじめ脳全体に伝わります。
■扁桃体は主に、不の感情(怒り、不安、恐怖)などが発生する場所で、ストレスをコントロールしている「自律神経」によって変化します。扁桃体の変化は、自律神経の中でも「交感神経」を活発にするため、「苦しい」「つらい」と感じることで交感神経が必要以上に活発になり、血管が収縮し、筋肉への血流が滞ります。
■例えば、ストレスなどで「偏桃体」が興奮すると、本来は偏桃体の興奮を抑える働きをする「前頭葉」の働きがストップしてしまい、「理性」の働きが効かなくなり、悪い出来事が続いて起きると精神状態が悪化して心の中に更に悪い出来事が引き起こされる不の連鎖がおきます。😱
■不の連鎖は自分だけではなく、関わり合う人にも伝染するので、傍にいる関係ない人に八つ当たりするのは、カッとなった気持ちが燃え移る炎と同じ原理で、八つ当たりした当人は、物を壊したり関係ない人まで傷つけた事で内心“ あ~あやってしまった ”と、ようやく我にかえり自己嫌悪に陥って怒りを沈下させる事ができます。😣
■燃え盛る気持ちは、誰かの助けがなくては収められない状況にあるので、怒っている人は無意識のうちに傍にいる人に助けを求めていて、(自然の摂理として)心を最大限に表現する事で、怒りのエネルギーを鎮めようとしています。😈
■そこで、怒っている人をさらに怒ると、怒りが倍増してしまうので、自他を余計に傷つけてしまう事になります。もし傍に怒っている人が居たら、決して怒らないで子供だったら“ よしよし ”とか大人だったら“ まあまあ ”何て宥めますよね。人は昔から理に叶った対処法をして来たのだと思います。😉
■心が敏感で自他とのコミュニケーションが苦手な人は、生まれ持った気質がたとえ理性によって一時的に上手くコントロールできたとしても、感覚の世界は普遍的です。しかもその本質は、神経伝達物質によって出来る事と出来ない事があります。他者がそれを理解出来れば、もっと思いやれる世の中になれるのかも知れませんね。😄
コメントありがとうございます
思った事を書いているので中には
重複している内容もあるかも知れませんが
読んで頂けると嬉しいです
仕事柄、数字と成果に追われますが、負の感情を極力控え、ストレスを軽減したいものです。