不思議活性

一冊の本 放浪の四次元


 あれは27歳の頃だったか。町の本屋で手にした一冊の本。題名が、『放浪の四次元』とあり、不思議な本でした。辞書では、四次元とは。次元の数が四つあること。ユークリッド空間の三次元に、時間の一次元を加えて表される広がり。時空。とあります。
 その一冊の本を手にしてから、40年になろうとしています。思えば、テレビで、映像が見れるということも不思議で、40年も前の昭和の時代には、まだ携帯電話もありませんでした。改めて、放浪の四次元から。

 「四次元文明はすでに始まっている。現代文明の寵児である電波文明、それはすなわち四次元文明なのです。電波は物質ではなく、同時にさまざまなところに存在し、四次元時空体の中を走っている一種のエネルギー体といえるのです。」
 そして、テレパシーの世界に話が続いていくのですが。テレパシーとは、ある人の心の内容が、言語・表情・身振りなどによらずに、直接に他の人の心に伝達されること。超感覚的知覚の一種。精神感応。とあります。以下、
「とにかくテレパシー現象が存在するのは確かであり、電波とはまた違う時間の中を伝導する、一種の念力波であることから、テレパシー現象は四次元的な現象であると思われるのです。」そして、筆者の仮説として、「<第三の目>は一種の検波器として、各人の霊波の波長に同調することによって、テレパシー波の送受信器的役割を果たすのではないかと思うのです。仏教ではこの<第三の目>を眉間に形成された<舎利>と呼ぶのではないかと思われます。
 脳砂が儗集して舎利が形成された人は、自分がすなわち相手自身だと考えれば、その瞬間、相手の霊波と同じ波長をもった霊波にかわり、送信が可能になるわけです。」と。

          * * * * * *

 このところ、goo blog に出会ってから、「自分史」ということで、過去にさかのぼって見ることが多くなりましたが、思えば、27歳の頃の自分から、考え方はそんなに変わっていないように思います。時空のなかでは、27歳の自分も67歳の自分も同じなんだと。『放浪の四次元』の筆者は、全宇宙にあまねく広がっていると思われる<アウム振動>を水にあたえ、その、<アウム振動水>服用によって、新しい四次元文明にふさわしい人類の到来を願っていたのですが。21世紀になっても、ロシア軍のウクライナへの軍事侵攻があるように、この地球がひとつの平和な世界になるには、あとどれくらいたてばいいのでしょう・・・・。

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