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崎陽軒の「シウマイ」はなぜ「シュウマイ」じゃないのか、社長に訊いてみた

2021-10-16 19:29:31 | ニュース
崎陽軒の「シウマイ」はなぜ「シュウマイ」じゃないのか、社長に訊いてみた
2021/10/16 15:00

(マネーポストWEB)
 日本一売れている弁当といえば、横浜名物として知られる崎陽軒の「シウマイ弁当」。ところで、総務省の家計調査では「しゅうまい」と表記されるが、なぜ崎陽軒は「シウマイ」なのか。同社の野並直文社長が教えてくれた。(聞き手/河野圭祐・ジャーナリスト)

――「シウマイ弁当」の始まりは?
 当社が事業としてシウマイを手がけた理由は、横浜の名物を出していこうと考えたからです。昔は東海道線の始発の東京駅でお弁当を買われる方が多かったので、横浜駅ではお弁当があまり売れなかったんです。そこで小田原の「かまぼこ」や静岡の「わさび漬け」のように、横浜ならではの名物を売っていきたいと思い、中華街で人気のシュウマイに着目して折詰弁当にしたのです。

――崎陽軒の表記はシュウマイではなく「シウマイ」なんですね。
 栃木出身の初代(野並氏の祖父である野並茂吉・元社長)に栃木なまりがあり、シュウマイって発音できなくて「シウマイ」と言っていたんです。社員が何度も「社長、シウマイじゃありません、シュウマイですよ」と注意しても直らなかった。

――“言い間違い”が商品名に?
 そういうわけでもないんです。本家の中国ではどんな発音なのか調べてみたところ、「シューマイ」ではなくて「シィーマイ」なんですね。その「シィーマイ」を忠実にカタカナで表現するなら「シウマイ」のほうがいいじゃないか、ということで今日に至っているのです。

――餃子や春巻きなど、弁当のおかずに向いていそうな中華料理はいろいろありますが、なぜシウマイに?
 横浜の中華街が南京町と呼ばれていた頃、中華料理店は数軒しかありませんでした。そうしたお店ではシウマイを突き出し(お通し)として提供していたそうです。当社は折詰弁当として販売することを目指していたので、お客様には列車の中で食べていただくことになります。そこで「冷めてもおいしい」「一口サイズで食べやすい」という2つの特徴が大事でした。その点でシウマイはうってつけだったんです。

――作りたてを出せないのは弁当の宿命ですね。
 それを“制約”ではなく、“長所”にできるのがシウマイでした。かつて軽薄短小という言葉が流行った時期がありましたが、崎陽軒は商品を小さ目に作る技術が得意なんです(笑)。冷めてもおいしい味わいを出すために、コスト高になるのであまり使われない「干帆立貝柱」を練り込んでいます。小さく作るメリットを活かしているわけです。

――軽薄短小ではなく“濃厚短小”ですね。
 そうかもしれません(笑)。横浜のローカルフードとしてさらに支持される「シウマイづくり」を続けていきます。
【プロフィール】
 野並直文(のなみ・なおぶみ)/1949年生まれ。1971年、慶應義塾大学卒業。1972年に崎陽軒入社。1979年に取締役就任、常務、専務などを経て1991年に社長就任、現在に至る。初代社長は祖父の茂吉氏、2代社長は父の豊氏。

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