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観光地の“期待”と感染拡大の“不安” まん延防止措置きょう期限、東京は我慢の花見に
21日 20時02分
新型コロナの感染拡大に伴って延長が繰り返され、東京などで2か月に及んだまん延防止等重点措置。18の都道府県で、今日を以て解除されるのを前に、3連休最終日の各地の観光地は多くの人で賑わいました。
3連休の最終日、多くの観光客が訪れていたのは、金沢市の市場です。
市場の人
「（Q．忙しそうですね）忙しい。（Q．やっぱり人多いですか）多い。もう何かコロナ前みたいな感じ」
記者
「きょうの鳥取砂丘は天候にも恵まれ、多くの観光客が訪れています。これだけ多いのは久しぶりのような気がします」
鳥取砂丘には県外からも多くの人が訪れていました。
兵庫県から来た人
「神戸から来ました。海が見えてきれいだった」
愛知県から来た人
「場所を選んで（旅行に）来ているという感じ」
記者
「札幌にある霊園に来ています。雪が非常に積もっていて、お墓も雪で埋もれています」
墓石の大半が雪に埋もれるなか、春のお彼岸の墓参りです。
墓参りに訪れた人
「毎年今ごろ来ている。家族の報告とお見守り下さいと」
記者
「こちら、湯の坪街道になるんですが、きょうも人が多いですね。3連休最終日ということもあって、多くの人で賑わっています」
現在18都道府県に適用されていてるまん延防止措置は、ようやく、今日を以て全て解除されます。
観光客
「予防はみんな定着しているので、気をつけていけば大丈夫かな」
「やっといろんなところに行けるので子どもたちといろんなところに行きたい」
観光業からは、解除後への期待が・・・
飲食店の人
「やっぱり期待している。もちろんコロナは心配だが観光地としてみればありがたい話」
まん延防止措置が全国どこにも出されていない状況は、およそ2か月半ぶり。ただ、感染者数が高止まりしたままでの解除には、不安の声も・・・
大学生（20代）
「解除がまだ早いんじゃないか」
会社員（50代）
「これからお花見とか桜のシーズンになるので、その辺が心配な面があるんですが」
きのう桜の開花が発表された東京では。
記者
「こちら上野公園では、桜の花が徐々に咲き始めたのですが、木の周りは緑色のネットに囲われていて、立ち入りが制限されています」
東京都は、あす以降、まん延防止措置が解除されても、本格的な花見シーズンにあわせて新たな対策を打ち出しました。
警備員
「公園内でのシートを広げての飲食は禁止しています」
記者
「増員された警備員が園内を巡回しています」
東京都は、上野公園や代々木公園など6か所の都立公園で一部エリアの立ち入りを制限。▽飲酒をともなう宴会や、▽レジャーシートなどを広げて飲食をする花見の自粛を呼びかけているのです。
“歩きながらの花見”をしていた人たちからは。
花見をしに来た人
「今はもうちょっと我慢して。歩いて写真撮って、今はそれでいいかなと思います。」
「今年はしょうがない。去年、おととしからなんですけども、しょうがないのかなと思いますけどね」
こちらも桜の名所、目黒川。
夜桜がライトアップされる恒例の桜まつりには、例年、多くの人が訪れていましたが、まん延防止措置が解除されても3年連続で中止が決まっています。目黒川沿いの飲食店からは。
中目黒ひつじ 目黒川店 西原宏視店長
「桜まつりがないと夜のライトアップとかがなくなってしまうので、ライトアップがけっこう雰囲気があったので、ないのは寂しいです」
今年も、我慢の花見が続きそうです。
（21日18:40）
