ふうせんのホームページ

合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

育児放棄

2010-08-02 12:29:31 | 日記
大阪で悲惨な事件があった。
二人の幼い命が、消えた。

父親は離婚により別居。
まだ幼い母親は、離婚直後頃は、一生懸命育児に仕事に頑張っていたらしい。

育児に疲れた母親は、ついに育児を放棄。二人の子は餓死した。

水道のメーターが、4月15日から6月15日までの2カ月の使用量は、「0」と記載されていたという。

単身過程で「10位」とか、4月からの2カ月に誰も住んでいないと同じ状況だったことになる。

子どもの泣き声に気づいた近所の人から、虐待としての通報があり、職員が出向いたらしいが、保護されなかった。

「育児放棄」と聞くと、「母性」をすぐ言われるが、「親の保護を受けないで育った子は、自分の子どもを
保護しないことが多い」とか。

動物園で生まれ育った動物も、飼育員が、子育ての援助などをしないと育児に関心を持たないこともあるとか。

動物園なら飼育の人が変わって育ててくれるが、人間社会の家庭は閉鎖的だし、行政が立ち入ることへのハードルは多い。

しかし何か、一つでも手を差し伸べてくれる環境があれば、この悲劇は防げたろう。
それが悔やまれる。