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2022年4月の日記

はてさて困った今月なにやったっけ?
というのが
4月の感想です。
何してたっけな。

読書が全然進みませんでした。
たまたま
北杜夫の著作を図書館で見つけて借りてきたものの

「どくとるマンボウ航海記」
を読むのに恐ろしく難渋してしまった。
たいして厚い本でもないのに全然進まない。

50年代に世界中を船上医として
まわったエッセイ。
今読むと、土人だとかの差別的観点や女性蔑視などが多く、
いちいち反応してしまって
どうにもこうにも。

ギャグとして挿話されている女性の美醜や
年老いた女性をネタにするような話は
もう本当に笑えなくなってしまった。
何も悪気はないのだけれど
どうにもこうにも。
ここ数年で本当に意識がかなり変わってきてしまったんだなと感じる。

その前に読んだ
同じく北杜夫の
「見知らぬ国へ」というエッセイ集が
題名に惹かれて借りたのだけれど、
「どくとるマンボウ航海記」と「楡家の人びと」は
どんな題材で書いたか、という
裏話的なエッセイ集だったので
そこからの本家でした。

むしろ「楡家の人びと」の方が断然面白い。
まだ導入の導入だけれど
こっちから先に読めばよかった。

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ライブは
フジファブリックの山内さんのソロライブと
CHAIとZAZEN BOYSの対バンに行った。

山内さんのソロは
やっぱり私はフジファブリックが好きなのだなあと
思ってしまった。
金澤さんと加藤さんがいないと寂しい。
ギターを弾き倒しまくる山内さんを
見たいなあと思ってしまった。
来月からのツアーが楽しみすぎる。

CHAIとZAZEN BOYSの対バンは

久しぶりに見たCHAIが
打ち込みが主でバンドの演奏がとても少なくなってしまっていて
かなり寂しかった。

彼女たち、ちょっとキワモノっぽさもあるのに
ギターとピアノとベースとドラムが
かなりすごく格好良くて、度肝抜かれるのが
メインだと思ってたのだけれど。
対バンで持ち時間が短いからかな。

踊ったり打ち込みしたりするより
生音の方がいいと思ってしまうのは時代遅れなんだろうか。

対してZAZEN BOYSは
よかったーまあよかった。
もう何年も新作を出していないけれど、
毎回見るたびにアレンジが違ってそれがまた格好いい。
この日見たHONNOUJIが全然違ってよかったなあ。
最後に2バンドでセッションしたのは最高でした。
これが見たくて行ったのだから見れてうれしかった

これ



カシオメンの可愛らしい
ポップなカッティングが最高でした。
カシオメン、この日はただの黒いTシャツだった。
あの服以外も着るんだなあ。


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久しぶりに演劇を観た

五反田団の「愛についてのいくつかの断片」
傑作だった。とても面白かった。

演劇でしか表現できないことの連続。

概念としてのなんだかわけわかんない「愛」を
ずーっと語り続ける物語で、その「愛」が
人名の「愛」ちゃんに入れ替わりもする。
「愛」ちゃんは基本不在。

会話をしている自分を他の人に
説明をしている会話でつないで行く。
どうしてこんなすごい話ができるのだろうと
唖然とするくらい素晴らしかった。

しかし演劇を本当に見なくなってしまった。
今回は昔からの友達が出演するというので
観に行ったのだけれど、そうでないと
全く知らない人たちが出る演劇に足を向けるだろうか。

だったら歌舞伎を観たいしライブに行きたいし
展覧会に行きたいと思ってしまうのが本音だ。
何がちがうのだろうか。










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