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長月(9月)単衣のコーディネイト

残暑がまだまだ厳しく、来週は台風の襲来が心配されますが、9月のきもの

コーディネイトの提案です。

▲ 長井紬

きものは山形県置賜地方の工芸品、長井紬の綾織り御召着尺です。

この地方では江戸時代初頭に直江兼続の施策により青苧(あおそ)が盛んに栽培

されていました。青苧は奈良晒や小千谷縮と並ぶ高級織物の糸として武士の裃や

単衣生地に使われ、最上川舟運によって日本各地に出荷されていました。

その後、青苧栽培に変わり、9代藩主上杉鷹山の時代に養蚕地帯に転換されたこ

とで、絹織物づくりを始めることになります。

さらに、明治時代中期には新潟県十日町の指導者を迎え、新たな絣技術が普及し

様々な絹織物の産地となりました。

 

▲ 微塵綾織

綾織の地模様によって光沢感があるため、ドレッシーな雰囲気で着ていただく

ことも可能です。

▲ 織楽浅野の名古屋帯

▲ モザイク文様

都会的なデザインできもの通の方から評価の高い織楽浅野の帯を合わせました。

よそ行き感のあるコーディネイトなので、食事会やパーティー、お茶席にも向く

お洒落な装いです。

▲ 菱屋カレンブロッソ カフェぞうりプリンセス

▲ ビブラムソールを採用し歩き心地が改善しました

グリップが効き滑りにくいビブラムソールは、登山靴にも用いられています。

雨の日や滑りやすい床にも対応し、さらに軽量化が図られたことで長時間履いて

いても疲れないと高評価を得ています。

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白馬のケーキ屋さんスイートショット

▲ スイートショット(白馬村神城)

白馬滞在中にケーキを食べたくなったので、可愛いお店スイートショットを

訪ねました。地元産の食材を使った優しい甘さが人気のお店だと紹介されて

います。

▲ ブルベリー、苺ショート、チョコパイ

近くにブルーベリー農園があったので、このケーキにもそこのブルーベリーが

使われているのだろうと思います。

評判通り甘さ控えめなとても美味しいケーキでした。

▲ 白馬みそら野のロッジ

晩ご飯は二日続けてバーベキューをしました。

▲ 後立山連峰にかかる朝の虹

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戸隠そば

▲ 鏡池

険峻な岩稜が連なる戸隠山を鏡のような水面に美しく映すパワースポットの鏡池に

2008年以来16年ぶりに訪れました。

この日は戸隠山の中腹から山頂にかけて雲に覆われましたが、鏡池にははっきりと

山容が映っていました。

▲ ゆたかや

長野県内でも有数のそば処として名高い戸隠は、平安時代に修験道場として栄え

ました。

戸隠そばはその頃の修行僧の携行食料としてこの地にもたらされたのが発祥で

現在のように麺状にして食べることが定着したのは、江戸時代になってからだそ

うです。以来、戸隠神社の参拝客に向けて次第にそば店が増えてきました。

戸隠神社中社に参拝後、この日の目的である戸隠そばのお店を探し、中社門前に

ある「ゆたかや」に入店しました。

▲ ざるそば

のど越しが良く、すっきりして食べ応えのあるそば。

▲ くるみだれ

この地方では珍しいくるみだれ。オプションですが思わず注文しました。

くるみは東御市の特産品のため、上田から小諸にかけての東信地方のそば店では

くるみだれが提供されるため今回はとてもレアなケースでした。

▲ 天ぷらの盛り合わせ

海老、野菜キノコの天婦羅は揚げたてサクサク。

▲ おやきの名店いろは堂(鬼無里本店)

戸隠から白馬村のロッジに戻る途中、自然豊かな旧鬼無里村のおやき専門店の

いろは堂に立ち寄りお土産用におやきを注文。

イートイン可能なので野沢菜とあんこの2種類を食べることにすると、お試し

にとしめじと野菜をサービスしてもらいました。

▲ おやき(野沢菜・あん・しめじ・野菜)

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淡路島のハモ料理 嘉楽

▲ 民宿 嘉楽(淡路市岩屋)

鱧(ハモ)料理を求めて淡路島に向かいました。

関西の夏の人気食材として知られるハモは主な漁場が瀬戸内海です。

特に、京都では祇園祭の時期には欠かすことができない暑い夏を乗り切るための

食材として珍重されています。

ハモは生命力が強く、湿り気さえあれば一晩以上生きることができるので、活魚

車のなかった頃も瀬戸内海沿岸から京都まで生きたまま輸送可能だったそうです。

▲ 部屋から望む明石海峡大橋

▲ 岩屋港

淡路島の北の玄関口にある岩屋港は春はシラス、夏はハモ、冬はフグに代表される

海産物が水揚げされます。

港の施設ではシラス丼などを食べることができ、周辺には鱧や河豚料理を提供する

民宿が何軒かあります。

▲ 鱧のマリネと骨煎餅・珍味の内臓

▲ 鱧の刺身

珍しい鱧の刺身です。薄造りではなく、そぎ落とした細かい身の塊でした。

▲ 鱧の湯引き

▲ 鱧の天婦羅

▲ 鍋用の鱧(白いのは卵)

鱧鍋は淡路島特産の玉ねぎと一緒に炊きます。珍しい卵の食感が絶品でした。

▲ 鋭い歯

▲ 雑炊

〆の雑炊。おなかいっぱいだったので、ご飯は四人で茶碗2杯分で十分でした。

▲ 朝ごはん

次の日の朝ごはん。定番の焼き魚と卵に味噌汁。これと特産の玉ねぎのスライスが

付きます。さっぱりポン酢と鰹節で。

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付下げの逸品

手描き京友禅の逸品付下げをご紹介いたします。

どちらも京都の老舗白木染匠の作品で、格調高い古典柄を精緻な糸目で友禅で

描いています。

京友禅は少なくとも12~15の行程を経てできあがります。その行程は分業

化され、各工程に高度な専門技術が必要なため、工程ごとに専門の職人が腕を

ふるいます。それぞれの連携を保つのがとても大切で、図柄の発想から完成ま

でを統括するのが染匠で、いわばプロデューサーとしての役割を担っています。

▲ 左 桜鼠地葵文様付下げ

▲ 右 鳥の子地正倉院華文付下げ

どちらも上品ないわゆる京言葉で「はんなり」とといわれる地色に格調の高い

文様を描いています。上前の柄にボリュームがあり、付下げでありながら訪問

着ような華やかさがあります。

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