ふるかわまみブログ

奥能登・珠洲でつくる天然酵母のパン、古川一郎

誰のお家?

2009-04-24 04:13:51 | 日々のあれこれ
すこしづつ温かくなってきました。

この時期は小鳥達が活発に動きだします。

道を歩いていると何処からともなく「ぴー ぴー」って、鳥の鳴き声が聞こえてきます。

鳥の鳴き声が聞こえてくると、どこにいるのかな~って、反射的に探してしまいます。

電線にとまっていたり、屋根の上を歩いていたり、草原のなかで餌を探していたり鳥の種類によって、いる場所もいろいろです。

先日、子供と幼稚園に向かう途中、ひな鳥が餌をまって鳴いているような鳴き声が高~い所から聞こえてきました。きょろきょろと探すけどなかなか姿がみえません。

でも、よ~く目をこらして見てみたら、なんと、道路の上に突き出した標識のポールの穴の際に雀が。。。

びっくりしました。

もしかして、この中に巣があるのかしら。。。

人間界の住宅事情も変わったけど、鳥のお家も昔とは様変わり。

私達でいうと、ここは、高級マンション?それとも地上シェルターかしら。

でも、ここなら天敵に襲われる心配はないよね。





お花色

2009-04-20 23:25:41 | 
虫が大好きな長男とは違い、長女はお花や植物が大好きです。

「お母さん。プレゼント!」って。

細く小さな手で、1本1本、気になるお花を摘んで最後に必ず草でしばり、花束を作くって、私に差し出します。


その時、   「ピュ~」っと風が吹いて来て、まるで雪のように、桜の花びらが舞いました。


あたりに立ち込める桜の匂いに包まれて、耳をすますとハチの羽音や小鳥のさえずりが聞こえてきて、何とも言えない程の心地よさ。

小花柄のワンピースを着て、花束を持って桜吹雪の下で走りまわる娘を見ていると、そこだけ風も空気もお花色に見えてステキでした。

ほんの少しの時間だけど、とてもリッチな気分をあじわいました。













ねぎぼうず

2009-04-18 16:03:51 | おすそわけ

私は時々、子供達に聞きます。

「これは、なんでしょう。」

子供達は考えます。そして、

「花のつぼみでしょ。」

    「チュウリップだよね。」

「ちがうよ。スミレかスズラン。」  「そんな訳ない。これは水仙だよね~。」

だんだん、めちゃくちゃな答えがでてきます。

私はだんだん楽しくなってきます。

「ヒント1、この葉っぱ、昨日食べたよね~。いや、茎だっけ?」

「茎の切り口の匂いもヒントです。」

「ヒント2、絵本の主人公にもなったよね。」

子供達は、植物図鑑やら、絵本棚やら物色しはじめ、会議をはじめました。

そして。。。「わかったよ。ネギ!ねぎぼうずでしょ。でも。。。本当?」

それもそのはず、子供達は実物のネギ坊主を見た事がないのです。


図鑑で見たり、話を聞いて知っていても、実物にはかないません。
目で見て、匂いをかいで、触って。。。本当の意味で知っている。って言うのはそういう事だと思う。


窓際に置いた、ねぎぼうず。お日様に向かって花咲く時を待っています。

そして、私達も、ねぎぼうずの花が咲く時を楽しみに待つのです。
奥能登でつくる天然酵母のパン・古川一郎


うどのおもいで

2009-04-17 12:11:26 | 匂い

私は山菜がすきです。

きっと、私の父が山菜が好きだからだと思います。

私の父は、とにかく山が大好きで、日曜日といえば、筍ほり、ワラビ採り。。。その他にも、かたは、うど、たらの芽。

とにかく、子供の頃の私の思いでといえば、家族で山に行った事なのです。

今の時代、親が子供にあわせて、子供の行きたい所へ連れて行きますが、私の父はちがいました。

自分が行きたい所へ子供も連れて行き、自分のしたい事を子供にもさせるのです。

だから私は、金沢に住みながら遊園地や行楽地に家族と行った記憶がありません。

なぜなら、私の父は人混みがきらいで、それでいて、山や海が大好きだったからです。

私がこの珠洲が大好きなのは、父のおかげでもあるのかもしれません。




採れたてのウドで天ぷらときんぴらを作りました。

口の中に広がるウドの香りは、どこか懐かしく、幼い頃、家族で行った山菜採りの様子が頭にうかびました。



母にきれいな花をとってあげようとして、兄がハチにさされた事。

わたしの大きな目に、はえが突入してびっくりした事。

大きなクサガメを見つけた事。

そして、ワゴン車の後ろのドアをあけて、そこで家族みんなでおにぎりを食べた事。

あの時の記憶は、ずっと私のなかで生き続けていくのだと思います。

そして、我が子にもこんな、記憶に残る事をいっぱい、いっぱいプレゼントしたいなと思うのです。


奥能登でつくる天然酵母のパン・古川一郎







わたし好みの

2009-04-15 15:12:44 | 日々のあれこれ


このカレーの壷。

パッケージを見た瞬間、「私?」って。


私の顔は、どちらかというと濃い顔です。

眉間に赤いシールを貼ると、きっと、このパッケージのモデル?になると思う。

私の周りには、なぜか濃い顔の人が集まります。

時々、ここは何処の国だろうって思います。

濃い顔の人に悪い人はいないと思います。

このカレーの壷も、きっと美味しいと思います。

わたし好みのパッケージ。
きっと、味もわたし好みだろうな~。

送ってくれた、佳緒里さんは、すごい。

だって、私とあった事がないのに、私のイメージがわかったんだって。

ありがとう。佳緒里さん。



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のぞき穴

2009-04-13 13:43:57 | 日々のあれこれ


のぞき穴。

「のぞいてみて下さい。」って言われても、なんか見てもいいのかな~って思ってしまう。

見る時も、遠慮がちに、恐る恐る見てしまう。

のぞく前に、「なにが見えるのかな~」って想像する。


そうして、のぞいたとき、思いもしない物が見えるとびっくりするよね。


きのこ会議の時に、こののぞきボックスを置いてみました。

見た人は、笑うか怖がるか,思いっきりひいちゃうか。

なかには、賽銭箱のようにお金を入れようとする人もいました。

かなり存在感のある、のぞきボックス。



さあ、なにが見えるのでしょうか。想像してみてください。

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見ようによっては

2009-04-12 08:44:21 | プラスの角度で


子供の頃の習慣は大人になっても身に付いているものです。

私は、逆立ちが好きでした。

今おもえば、なんであんなに逆立ちをしていたのだろうって、おかしくなるけど、逆立ちをしていると、いろんなものが逆さまに見えて、いつもの見慣れた部屋も物も違う物に見えて、それが楽しかった。

それがきっかけになったのかは、わからないけど、常に物事の見方や考え方を違った角度から見てみるのが身に付いたようです。

一点だけを見るの大切だけど、時に周りが見えなくなる時がある。

いろんな角度から、物事をみると、世界が広がって楽しみも増えると思う。

私は楽しい事が好きだから、小さな事も角度をかえて見ます。


朝早く、誰もいない工場でロールケーキを巻いていると、近くに置いてあるダンボール箱が気になった。

わたしが、上手に巻き終わると、
    
    「あー」 
         「へー」

って、なんか見とれているように見えて、一人でくすくす笑ってしまいました。

こんなふうに思っちゃう私って、おかしいですか?




奥能登でつくる天然酵母のパン・古川一郎



心もぽかぽか

2009-04-11 13:38:38 | 日々のあれこれ


大分で、珈琲の自家焙煎のお店をしている友人から、心のあたたまる贈り物。

思いがけぬ贈り物が届くと、包みを開く前からドキドキします。

そして、開いてにっこり顔がほころびます。



頑張っている仲間をみると、嬉しくなります。

そして、私も頑張れます。


贈られてきたケーキやクッキー。そして珈琲。

どれも美味しくって、食べていると彼女らの頑張っている姿が頭にうかび、心もぽかぽかしてくるのでした。ありがとう。

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使い勝手

2009-04-09 13:48:18 | すてるまえに


思いでいっぱいの、よれよれのジーパン。

ステキな裁縫セットになったのです。


「こんな裁縫セットがあったらないいな~」

そんな思いから、作り始めた自分だけの裁縫セット。使うのも自分だから、アイデアはどんどんでてきます。

大好きな思いでいっぱいのジーパンだから、余すとこなくつかいます。

大好きな裁縫セットだから、ものづくりにも意欲がでます。


そういえば、新学期に鉛筆や筆箱が新しいと勉強にも意欲がでたよな~と自分の子供の頃を思い出した。



夜、子供が書いてきた連絡ノートを開くと、びっくりする程きれいな字で書いてありました。

このきれいな字が、ずっとつづけばいいのだけどな~。

奥能登でつくる天然酵母のパン・古川一郎


ジーパン

2009-04-07 14:26:04 | たからもの

子供の頃は、高価な物や大好きな物が宝物でした。

大人になった今、お金では買えないものや、他に代わりがないものが、私にとっての宝物です。


お尻に穴のあいてしまったジーパン。

子供達と遊ぶ時に、よくはいたジーパン。

子供を、膝の上にのせて、ポンポンと乗り物ごっこした時にはいてたジーパン。

子供がこぼした、醤油のついたジーパン。

大好きだったジーパン。



でも、汚れてお尻に穴があいてヨレヨレになちゃったね。


はけなくなって、タンスに眠っていたジーパン。

でも、捨てれないジーパン。


それじゃあ、変身させましょ。

    「チョキチョキ」

       「チクチク」

おもいでいっぱいのジーパン。

変身したら前よりもキラキラすてきになりました。

このジーパンは、わたしの宝物です。


奥能登でつくる天然酵母のパン・古川一郎