ふるぼう知生(ともお)の活動報告

わたくし、古坊知生(ふるぼうともお)の日々の活動を皆さまへお伝えするコーナーです

TPP法案の強行採決

2016年11月04日 | Weblog
 11月4日、本日はTPP法案について考えてみましょう。
 
 本日、特別委員会において与党の圧倒的多数により採決が行われ、TPP法案が可決となりました。

 私が述べたいのは、なぜあれだけTPPに反対していた自民党が、政権をとったとたんにコロッと推進派に変わり、しかもTPPの総本山であるアメリカにおいて大統領選挙が行われ、共和党・民主党の両候補ともにTPPに反対、あるいは見直しを主張しているにもかかわらず、日本が先頭を切って、この法案を審議し、更には採決までしていくのか理解できなということです。

 TPPにおいて、主要な国は日本とアメリカであることは誰もがわかることです。その一方のアメリカにおいてTPPがどうなるのか予測不能なわけですから、日本もアメリカの行く末を注視していればよいのではないかと思うのですが、アメリカを支えるために先に法案を通そうというのですから、狂気の沙汰というしかありません。どこまでアメリカ追従主義なのかと思ってしまいます。

 さらに残念なのは、この法案を巡ってマスコミが連日報道していることは、山本農林水産大臣の失言に対する野党の批判ばかりです。TPPの中身についてはほとんどと言っていいほど、議論している国会中継がありませんでした。マスコミの意図的なものなのではないかと勘ぐってしまいます。あるいは不勉強なのでしょうか。TPPの秘めた危険性について日本の国民に明らかにされることなく、この法案が国会を通っていくことに空しさを覚えます。

 日本にとってとてつもなく大きな影響を与える条約となるものなのに、一切その中身については知らされることなく、深い議論がなされることもなく、ただただ大臣の発言が問題だといって、反対するしかない野党。それを見越してどんどん審議を進め深い議論のないままに強行採決をしていく与党。本当に国民のための政治をしているのかと思っていしまいます。

 私が見るに、与党も野党もどっちもどっちですね。本当にいい加減にしてほしいと心から憤っています。
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