山本太郎参議院議員

　１１月１日、本日より新しい月となります。月日のたつのは早いものですね。

　さて、昨日からずっと山本太郎参議院議員のバッシング報道が続いています。私もこのニュースを聞いた時はびっくりしました。正直言うと、「やっちゃったな～」という感じですかね。パフォーマンスも度を過ぎると逆効果だということだと思います。

　彼の口から出て来た言葉は次のようなものです。「ルール的には園遊会の中でお手紙を渡すということが禁じられていることは聞いていなかったということがあります。常識的に考えて、陛下に対して、お手紙をお渡しするという行為は失礼に当たるかもしれない。けれどもやっぱりこの現状を知っていただきたいという自分の気持ちがまさってしまったという部分ですね。」詭弁以外の何物でもないでしょう。常識的にこのようなことが失礼に当たると少しでも思っていたのだったら、大人としてマナーをもって行動しなければなりません。そういう風に語るよりは、むしろ「えっ、天皇陛下にお手紙を渡しちゃいけなかったんですか。それは知りませんでした。申し訳ありません。」のほうがまだ理解できます。

　他の政党の代議士のように、「天皇陛下の政治利用だ」などという議論に私は組しません。政治家というのは他の政治家、他の政党を批判することに長けた人たちであるので、私は信用していません。ただ、山本太郎議員の心の中に、少しでも天皇陛下のお立場・お気持ちを理解する気持ちがあれば、このようなことには決してならなかったと私は理解するものです。

　陛下は日本中の誰よりも、被災地あるいは被災された方々を心配され、お見舞いしておられます。そういう方に「この現状を知っていただきたい」として手紙を渡すということが陛下に対してそもそも失礼ではないかと私は思います。せっかく得た議席なのですから、今回のこのようなことではなく、ほかの事で活躍してもらいたいですね。