ふるぼう知生(ともお)の活動報告

わたくし、古坊知生(ふるぼうともお)の日々の活動を皆さまへお伝えするコーナーです

定例会最終日 本会議で反対討論!

2012年07月06日 | Weblog
 7月6日、本日は第2回定例会最終日でした。委員会での審査結果を受けて本会議での議決をする日です。

 今日私は会派を代表して反対討論を行いました。詳細は後日ホームページに掲載しておきますが、「豊島区特別区税条例の一部を改正する条例」に会派として反対をしました。内容は簡単に言うと、地方公共団体が実施する防災のための施策に必要な財源の確保に係る地方税の臨時特例に関する法律が国会で議決されたことを受けて豊島区も区民税を平成26年度から10年間、毎年500円増税するというものです。

 3.11の東日本大震災を受けて、いつ起こるかわからない首都圏直下型大地震に備えて、防災のための費用はいくらあっても足りないということは私たちも承知していますが、年間豊島区において7000万円増収を期待できるとしているこの増税について、私たちは筋道が違うということを訴えました。

 区民の皆様に更なるご負担をお願いするのであれば、役所もまず無駄遣いを徹底的に削減しなければなりません。今年度から豊島区においても「聖域なき事業の総点検」を始めているところであり、その結果が現れておりません。また議会も身を切る改革、例えば議員定数削減などの実績が未だに見られません。少なくとも私が議員になってから定数削減は0であります。やるべきことをやって、それでも財源が足りない。だから区民の皆様にご負担をお願いするということであれば私たちも増税やむなしとの考えにもなりますが、まだそのような取り組みがない中で、消費増税の議論に隠れて、他の地方自治体が地方税を上げているから、豊島区も上げようという便乗増税以外の何物でもないと判断し、反対をしました。

 本会議場である会派から野次が飛んでいました。私は財政状況の厳しい豊島区であり、他の地方自治体もやっているこういう時に増収を図りたいとの思いも理解はしますが、やはり手続きとして今回の事はおかしいと確信し、会派全員で反対をしました。採決が終わって結果的には私たちと共産党が反対をして他の会派が賛成に回ったので区民税が上がるということになってしまいました。本当に区民の事を考えて行動したという意味では議員として仕事をしたなという清々しい思いになりました。都民税も含めると今回の豊島区と合わせて1000円の増税がなされることになります。消費税が上がれば、とてつもない負担が押し寄せてくることになり、区民の、中小企業の体力がもつかどうか私は本当に心配です。

 三党合意を受けて今後どんどん増税になっていきます。こんなことを許していいのかと心から憤っている昨今です。
コメント (2)
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