歯科・かずクリニック 院長のつぶやき

歯科・かずクリニックの院長が、歯科に関わることから、
日常のことまで、いろいろつぶやきます。

6番のCAD冠

2019-08-24 20:28:48 | 日記
ブログに何度か書きましたが、保険治療にCAD冠というものがあります。

これは、3Dプリンターみたいなもので被せものを作る方法です。

最新式の治療法と言えますかね〜(о´∀`о)

このCAD冠の患者さんにとっての利点は、やはり、「白い!」ということでしょう。

保険に導入された当初は、第一小臼歯と第二小臼歯にだけ認められていました。

私達、歯科医師は前から数えた番号で歯を呼んでいます。

第一小臼歯は前から4番目の歯なので、「4番」

第二小臼歯は5番目の歯なので、「5番」といった具合です。

4番、5番には少し前までは、銀色の歯を入れるのがデフォでした。

白い歯にしたい時は、自費で入れるのが当たり前。

数万円の歯を入れるわけですね。(´・ω・`)

それが、保険治療にCAD冠が導入されたお陰で、

比較的安価な費用で白い歯が入れられる様になった訳です。(^o^)

ただ、このCAD冠、使用してみると、

少し不安要素があることがわかってきました。(´・ω・`)

まず、強度が足りず、割れてしまうことがあるのです。。(´;ω;`)

「破折」ですね。

そして、もう1つ。

土台と接着剤とCAD冠のバランスが悪いと外れてしまう事がわかってきたのです。

いわゆる、「脱離」というやつです。

これは色んな先生の、経験に基づく発表でわかってきたことです。

みんな、同じような経験をしていたということです。

実際、私の病院でも数人の患者さんのCAD冠が「破折」「脱離」してきました。(´;ω;`)

んで、「破折」「脱離」させない為の対策的な事がわかってきて、

それを実行することで、CAD冠の「破折」「脱離」はずいぶんと少なくなったのです!(^o^)

やはり新しい材料、治療法を完全に使いこなす様になるには、

経験に基づくノウハウを集めないといけないということですね!(о´∀`о)

んで、4番、5番のCAD冠が比較的安全な治療法になったかな〜と思い始めた矢先に、

保険の改訂で、ある条件下でのみ、下顎の6番にCAD冠を認める!となったのです!(゜ロ゜)

6番とは第一大臼歯のこと。

小臼歯の2倍位の大きさの歯なんですよね〜

この話を聞いた時、私が最初に思ったのは、

強度は大丈夫なのか?

ということ。

小臼歯とは比べ物にならないほど力がかかる歯なんですよね〜

んで、ここに関わってくるのがある条件なのです。

それは、7番が上下4本、しっかり残っている人にのみ作って良い!というルール。

つまり、噛む力(咬合力)が分散される人にだけ作っていいよ〜ということだったのです。

患者さんにとっては、銀色の歯より白い歯の方がやっぱり良いわけで。

条件を満たしている患者さんに尋ねると、やはりCAD冠を選ぶ人の方が多いのです。

んで、4番、5番のCAD冠で学んだノウハウを総動員してやっていたのです。。。

が、6番のCAD冠は「破折」「脱離」が非常に多い。(´;ω;`)

最初は私の手技に不手際があるのだと思っていたのですが、

どんなに気を遣って削っても、どんなに強力な接着剤を使っても、割れて外れてしまうのです。。(T_T)

んで、妻と話し合って出た結論は、

6番のCAD冠は止めた方が良い!

でした。(^_^;)

やはり咬合力が強くかかる為だと思います。

これから、色んなノウハウがわかってくると思います。

それまでは、患者さんの強い希望がない限りは、

6番にはCAD冠をあまり勧めないようにしようと思います。(´・ω・`)

どうぞよろしくお願いしますー
























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