Duke MBA 日本人ブログ

Duke University - Fuqua School of Business(非公式)

Campout初体験!

2016-10-01 22:13:56 | 課外活動

はじめまして、1年生のYです。6月末にDurhamに引越し、あっという間に3か月が過ぎました。9月からはいよいよFall1が始まり、統計、ミクロ経済、会計、リーダーシップ、という4つの必修授業の予習と課題に毎日追われている状態です。8月のGlobal Instituteという3週間のプログラムでは「組織のあり方」「世界の貧富の差の原因」といった壮大なテーマを扱っていただけに、今月からは打って変わっていよいよMBA必修のプログラムを勉強している、という実感が強く湧いております。世界中から集まった同級生達に刺激を受けながら、毎日を全力で乗り切っております。

さて今回のテーマはDuke大学院生の秋の伝統イベント、Campoutです。Duke大学はバスケットボールの強豪校として有名なのですが、その年間チケットを約$300で購入できる権利をかけて学校の駐車場で36時間キャンプをする、というのがCampoutです。さらに、その36時間の中で、20回以上の“チェックイン”の時間がランダムに設けられており、参加者は合図の笛が鳴る度にキャンプサイトに隣接する窓口に全員集合し、リストバンドのバーコードを読み取ってもらわなければなりません。チェックインを逃すごとに最終的な当選確率が下がってゆき、8割以上チェックインできた人のみに当選参加資格が与えられます。文字だけですと非常に意味が分かりにくいイベントですので、ここからは写真と私の実体験でお伝えしたいと思います。

9月16日(金)夜21:00、いよいよCampoutが始まりました。私はセクション(クラス)のメンバー25人程度で参加していたので、授業が17:00過ぎに終わり、参加者用のリストバンドをゲットし、クラスメイトと協力しながらテントを3つほど組み立て、一旦帰宅してシャワーを浴び、再び会場に戻って開始を迎えました。写真のように、初日夜は皆有り余るエネルギーで飲んで話して踊って・・キャンピングカーや軽トラックを借りているグループの周辺は大変盛り上がっていました。もちろん1時間に1回ほど笛が鳴る度にコップを置いてチェックインのために窓口まで走るのは忘れません。結局初日はAM3:00まで笛の呼び出しは続きました。

9月17日(土)、朝6:30に初回の笛が鳴り、寝ていてドロップアウトした人も沢山いたようです。こちらはテントサイトの様子です。所狭しとテントが立ち並んでいます。

日中はテントで寝る人、座って話す人、課題に取り組む人、飲む人(!)等、皆思い思いの過ごし方をしながら笛を待ちます。近くで子供向けのイベントも開催されており、参加者の家族も合流して楽しんでいました。

日中もチェックインは続きます。前方に窓口が見えます。

日本人チームは1,2年生共同で焼きそばを作り、近くの参加者に振舞いました。私のセクションでは、アメリカ人がSmokerという巨大な調理マシンで豚肉の塊を16時間燻してくれたため、皆で特製ハンバーガーを堪能しました。もちろんこの日もAM3:00までは皆眠れませんでした。日中寝ていた私もAM1:00頃にはまた眠気の限界がきており、椅子に座ってうとうとしながら笛を待っていました。驚かされたのはラテン系の人達のエネルギーで、初日も2日目も夜遅くまで大音量の音楽に乗って踊り歌い続けていました。

そして、9月18日(日)朝。後片付けの後はいよいよ結果発表です。最後まで参加できても、抽選に当たらないと年間チケット購入の権利は手に入りません。全てのチェックインに駆けつけ、当選確率が最高の6倍まで高まっていた私は・・・落選してしまいました。。。結局日本人は4人中2人、セクションでも参加者全体の半数程度がチケットを獲得していました。

「なぜ当たるかも分からないバスケのチケットのためにそこまでするのか」、入学前にはそのような思いも少しはありました。でも、実際にCampoutに参加して、眠さや疲れを共有しながらクラスメイトと色々なことを話したり、狭いテントで一緒に寝起きしたり、協力してテントを建てたり料理を作ったりする中で、学生同士の絆が自然に強まっていくのを実感しました。実際にクラスで気軽に話ができる友人も増え、一層学校生活が楽しく充実したものになったのを感じています。学業にも課外活動にも一生懸命なFuquaの文化に惹かれて入学し、早速その一面を味わうことができた2泊3日でした。(翌週は皆Campoutのダメージが残っていたようでひーひー言っておりました^^;)