Duke MBA 日本人ブログ

Duke University - Fuqua School of Business(非公式)

夏休みの過ごし方

2010-07-31 18:01:03 | その他
お久しぶりです、新2年生のYosshaです。

皆さんの投稿にあるとおり、現在Fuquaは夏休み期間中です。Fuquaは秋学期・春学期(1週間程度の冬学期もありますが)という形式で、それぞれに6週間の授業期間+1週間の試験期間のサイクルが2回あります。つまり、オリエンテーションやその他のイベントを考慮しても、4ヶ月程度という長い夏休みがあるのです。この長い夏休みを最大限に活用しようと、人によっては異なる2つの会社でインターンをやったり、交換留学に行ったりするわけです(その分授業期間はかなりインテンシブに学ぶことになります)

かくいう私は、現在中国に来ています。社費留学の私は、この長い夏休みを中国語を学ぶことに費やすことに決めました。FuquaではCEIBSという上海の学校のSummer Exchange Programがありますが、中国語を身につけることに集中したいと思い、学校のプログラムは使いませんでした。

全くの新しい言語に四苦八苦していますが、しかし面白いことに、余りに自分の思っていることを伝えられない中国語と比べれば、明らかに思い通りにしゃべれる英語に対して、妙な自信がついてきます。少ししゃべれるようになるまでは、まだまだ時間がかかりそうですが、折角の機会ですので粘り強くやっていくつもりです。

勉強に集中といいつつ中国にいれば、色々と面白いこともあります。先日はClass of 2011で北京でインターンをしている友人達、及びClass of 2010で昨年一年間休学し、今年一年一緒に学ぶ新しい友人と一緒に飯を食べました。この新しい友人は、現在ある会社(従業員50名程度)の社長で、仕事があまりに忙しくなったために昨年休んだとのことでした。

ディナーが終わった後には、彼の誘いで北京の超一等地にある彼のオフィスに行きました。彼の会社はエンジニアリングの会社で、中国の会社が外国で不動産開発をするときのアドバイス・ソリューション提供をしているようです。“なぜ中国の会社は、投資先としてより魅力的な中国に投資せず、わざわざリスクの高い海外に投資するのだろう”なんて思いましたが、彼及びそこにいた中国人全員が“中国のマーケットは競争が激しすぎる”なんて言っていました。中央政府が溢れ出す国内マネーによる不動産投資の加熱を防ぐために、国内での投資に対して多くの規制をかける一方で、海外への投資を積極的に推奨しているのではないかと、私は思いました。彼は、翌日に中国の事業会社向けにやるプレゼンを我々に説明し、その後も質疑応答などを行い、実際のビジネスさながらの光景が繰り広げられました。

そういえば、先日スターバックスでたまたま会った女性(いや別に意味はないですよ)が、UNCの卒業生で、現在IBMに勤める一方でアメリカへの投資を仲介する会社を立ち上げたと言っていました。中国が投資される国から、投資をする国に変遷しているというのを実感した経験でした。

将来はアジアで働きたいと思っている私ですが、次回はFuquaと絡ませて『グローバルな人材』について、私見を書いてみたいと思います。それでは。