旧愚だくさんブログ

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道連れ

2008年11月29日 | 本と雑誌

本や雑誌の読み方には、案外その人となりが出ると思う。
「文庫本の解説から読む人」ってのは珍しくないらしいし、カメの友人に「どんな雑誌でも、最初のページから(例え広告でも)一枚一枚キッチリと読まないと気が済まない」って人も居る。

カメの場合、小説は何ページか読み進んだところで、イキナリ最後のページの最終場面を読むのだなぁ。
一つの物語の最後には印象的な文章が多く、それを頭に焼き付けた上で再び本文に取り掛かり、佳境に入って行くわけだ。

今読んでいる東野圭吾「流星の絆」もそれをやった・・ら!三兄弟の両親を殺害した真犯人が分かってしまった。
しかし、これまでの東野圭吾作品の場合、犯人を推理する謎解きよりも、事件を柱とした人間模様を描く作品が多かったので、真犯人が分かろうと面白く読めるであろう、とタカを括っていた・・ら!な~んと、この「流星の絆」は真犯人が最後に分かるドンデン返しで盛り上げようとする推理小説の典型(オールドスタイル)、一気に興醒め。
あーあ、知らなきゃ良かった。

自分一人つまらない思いをするのも何だと思って、ドラマの「流星の絆」にハマっている子カメ達にバラしてやった。
カメ「三人の両親を殺した犯人、知ってる?」
子カメ達「そんなのとっく前から知ってるよ。」
カメ「誰よ?」
子カメ達「戸神だよ。」
カメ「違うんだな~!」
子カメ達「うそぉ~っ!」
カメ「真犯人は、刑事の柏原だよ~!」
子カメ達「うそぉ~っ!(絶叫)一番熱心に捜査していた刑事?」
カメ「イェ~ス!」
その後、「何で教えるの!マジ、ムカつく!」の大絶叫の嵐。
フフン!道連れにしてやったわい。 何て親だ!

・・・ところで、コメント欄に刺激されて持っているDVDを漁ってみたら、↓こぉ~んなのが出て来た。

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一通り観ただけで仕舞いこんでしまったので、おぼろな記憶しかないけど、シブいっす。