旧愚だくさんブログ

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「うわさの神仏」つながりで・・・

2007年01月23日 | 本と雑誌

加門七海「うわさの神仏~日本闇世界めぐり~」を、本日読了。

ウヘヘッ・・・マジ面白かった。
神社仏閣好きの筆者が編集者K嬢と共に何やら曰くありげな聖域巡りをするエッセイ。
神道や仏教に関しての豊富な知識が、軽いタッチの文章で笑いながら楽しく理解出来る貴重な本かも。「読み終えた時にはアナタも神仏通」ってね。
で、最後には「日本人特有の宗教観」を考察する様な話しで終るのがすごぉ~~く好ましいし、終始一貫(!)して明治政府の廃仏毀釈に否定的なのもとぉ~~っても好ましい。

ところで、この本を読むまで、カメは加門七海と若竹七海は「ひょっとして同一人物?」と、うっすらと考えていた。ホラ、小説は栗本薫、評論やエッセイは中島梓みたいなペンネーム使い分けパターンかと・・。
でも、違ってたんだわね。

栗本薫と言えば、「天国への階段」だなぁ・・・やはり。
「天国への階段」には貴重な思い出があって、弱冠19歳の時にかの渋谷陽一氏(と言ってもピンと来る人は少ないか?)とこの作品と作家・栗本薫に付いてホンの少しの時間ではあったけど対談した・・・おっと、大きく出過ぎてしまった。語り合った・・・あ、これも違うな、かなり。お話した・・・うん、こんなものか。・・・事があったのだよ。
勿論、渋谷氏はそんな事は塵ほどにも憶えていないだろうけど(当然だ)。
その当時は、全国ネットのミニコミ誌ライターを多数掛け持ちし、イラストや看板描きのバイトして、依頼があった時だけ「手タレ」もやると言ったマルチな活動してた。・・って、地味なのか派手なのか。

元々は西洋美術史を学び油絵描いてたこのカメ。
なのに、此処に来て直ぐに寺の魅力にハマって西洋美術は仏教美術に、絵筆は毛筆へと華麗なる転身を遂げた・・・って、華麗か加齢故なのかは判らぬが、兎に角旨い具合に納まった、と我ながら感心すると言うか不思議と言うか・・。

うわ!
「うわさの神仏」から始まり独白に終ってしまった。
Wペンネーム→栗本薫あたりから怪しくなっちゃったな。ウハハ