鮒の里

コウノトリが遍路道に飛来した。

　立江寺１９番より２０番鶴林寺までの遍路道沿いの田んぼにコウノトリが餌を食べに飛んできた。四国遍路道１番の近くにコウノトリが数匹繁殖している。
　徳島県では雛が生まれるたびに報道しています。コウノトリもへんろ旅をしているのか立江
寺の近くの田んぼに飛んでくるとは不思議です。コウノトリは絶滅の状態ですが、関係者の人たちが保護して繁殖する状態になっています。
　田んぼに餌が繁殖する環境になってきたのだろうと思いますが、まだまだ現状は農薬に頼っているのが米作りです。
　今の時期に田んぼに鮒、鯉など色々な淡水魚が遡上し産卵して小魚に成長します。その小魚を田んぼに野鳥が食べに来るのです。
　現在の農地は大型農機具の作業が出来るように圃場整備をして自然の成り立ちを破壊してしまったのです。その結果田んぼに産卵が出来なくなって餌になる小魚が育たなく鳥たちが絶滅するようになっています。
　私たちは現在田んぼに魚たちが遡上できるような魚道を設置して少しでも自然が蘇るようなふるさと作りを目指して活動しています。
　やがて、渡り鳥が餌場として遍路道沿いの田んぼに飛来することを願いながら諦めず頑張っています。




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鮒の里より