透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

開拓の村(その1)

2013-06-10 19:04:47 | 日記

晴れ。最低気温10.3℃、最高気温28.6℃。

私の住んでいるこのあたりでは、今季、最高気温となる。からりとした空気なので、過ごしやすく思えた。

さて、昨日、我家から徒歩で、開拓記念館から足を延ばし、開拓の村で午前を過ごした。

正式名称は北海道開拓の村。「明治から昭和初期にかけて建築された北海道各地の建造物を、54.2ヘクタールの敷地に移築復元・再現した野外博物館です。」とパンフレットにある。開拓当時の生活を体験を通して理解を深めてもらうことや歴史を物語る建造物を保存して、後世に伝えることを目的として、1983年4月に開村されたという。

今年は30周年を迎え、1983(昭和58)年生まれの人は道民限定で一年間入館料がタダといったものからイベントが各種企画されている。

開拓の村内にも初夏が訪れ、青空の下、緑が美しく、ゆったりとした時が流れていた。明治期の西洋の建築様式を取り入れた魅力的な建物や厳しい生活を伝えてくれる開拓当時の小屋のようなものまで、じっくり見ることができた。今となってはどの建物も歴史を偲ぶには貴重なものばかりだ。

今回は炭焼き小屋や木を切り出す際に作業員が寝泊まりした飯場とよばれるものまで見てきたが、後者は人ひとり寝ることができるスペースに布団と枕が置いてあるだけの部屋だった。厳しい労働と集団生活を強いられていたのだろうが、夜になるとお酒を酌み交わして気を晴らすこともあったらしい。これらの写真は後日掲載することにしようと思う。

                            

                                《旧札幌停車場(管理棟)11:54》

                           

                               《 旧札幌停車場(管理棟)村側11:49》

                           

                         《 旧開拓使札幌本庁舎(ビジターセンター)明治6年 札幌》

エキゾチックなたたずまいは青空と緑によく映える。開拓の担い手となった人々のロマンを掻き立てる清新さに満ちている。 

                           

                                     《村内市街地》

                           

                                  《旧来正旅館 大正8年 旭川》

                           

                               《旧三〼河本そば屋 明治42年 小樽》

                           

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