透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

雪の美術館へ

2017-06-15 21:48:32 | 日記

雨。最低気温11.8℃、最高気の温16.6℃。

昨日、数十年ぶりに雪の美術館を訪ねました。

この館は1991年、旭川市に建設されました。旭川から見える大雪山連峰には日本で最も美しい雪が降り積もるとされていて、その雪の美しさを表現すべく建てられたのがこの雪の美術館だそうです。

「アナと雪の女王」が日本でも大ヒットして、一大ブームとなったこともあり、映画の舞台と似ていると評判になったと聞いています。

エントランスから一歩足を踏み入れた時からなるほどと思いました。

雪の結晶をイメージしたらせん階段、氷の回廊の窓外に見えるのは氷壁でここは氷点下15℃の氷室になっているとか。通路はプラス10℃なのでご安心ください?


大雪山の天女が原で20余年をかけて撮影されたという雪の結晶200点は「ひとつとして同じ形がない」のだそうです。雪の結晶をいつまでも見ていたいクリスタルルームでした。

音楽堂はコンサートや結婚式会場などとして利用でき、7人の画家によって描かれた28000号の油絵「北の空」が天井を飾っていました。光り輝く馬車や真っ白のピアノが舞台にセットされ、ファンタジーの世界へ迷い込んだかのようなロマンチックな雰囲気が醸し出されていました。

「雪は天からの手紙」との言葉を中谷宇吉郎教授は残してくれました。なんて素敵な表現なのだろうと、雪を見るたびに思い出しています。

コメント (4)
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