透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

「風立ちぬ」を観ました。

2013-08-14 20:47:53 | 日記

曇りのち晴れ。最低気温21.5℃、最高気温26.3℃。 

先日と言っても、ずいぶん前になりますが、宮崎駿監督のアニメ映画「 風立ちぬ」を観てきました。自然描写など、いつもながら絵は素晴らしく見とれました。内容はたぶん、機械や建物、列車などに関心のある方ならば共感することが多いだろうなと思うものでした。予告編から戦争時代のささやかで切ない青春が物語られ、そこにスポットが当たるものかと勝手に想像していたのですが、そうではなかったように思います。堀越二郎氏の設計に対する姿が主軸になり、飛行機、戦闘機「零戦」とが映し出され、それらに関心の薄い私は興味も失せていくのを感じました。

たぶん、宮崎駿さんもこういう飛行機設計などに興味関心があるのかもしれないなどと、妄想してしまいました。                                        

                         「風立ちぬ」、韓国上映は果たしてどうなるのか? <br />(C)2013 二馬力・GNDHDDTK

さて、昨日の北海道新聞日刊には「零戦設計 誇りと後悔」「最後は特攻機、軍部に憤り」「『風立ちぬ』堀越二郎 長男が語る」という見出しの記事が掲載されていました。今年5月、自宅の屋根裏から、二郎氏が書いた1945年8月15日に記された「終戦日記」が発見され、そこには便箋二枚にわたり、当時の軍部と政治家への批判が綴られていたそうです。長男雅郎(ただお)さん(76歳)は、生前、戦時中のことを多く語らなかった父の苦悩を初めて知ったと語っていたとのこと。

科学者、医者、技師等、専門的な知識を持つ方々が真面目であるがゆえに戦時に陥ると思われる落とし穴を見た思いがしました。

コメント
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