ロジータ記念(SI) 佐藤裕太厩舎クロスウィンドの優勝を写真で振り返りました

2018-11-29 17:43:11 | 調教師会特別記事
昨日、第29回ロジータ記念(SI)で優勝した佐藤裕太厩舎のクロスウィンド(父ヴァーミリアン 馬主:泉俊二様)。

レースを写真とコメントで振り返りましょう。



矢野貴之騎手とのコンビ


2着馬に2馬身差つけて快勝。
重賞3勝目をあげました。





勝利の直後、戻って来るクロスウィンドを待つ間、
喜びに沸く厩舎スタッフと佐藤裕太調教師の姿がありました。



矢野貴之騎手
「道中、有力馬を見ての位置取りで思った通りの競馬ができました。
前がラクそうだったので、早目に追いかけたい気持ちはあったけど、
終いが伸びてくれるだろうと我慢していました。
前にいた2頭は強いけれど、
この馬の末脚も鋭いです。
それがクロスウィンドのいいところだと思います」






佐藤裕太調教師といえば、故川島正行調教師の1番弟子。
数々の重賞ウイナーの調教パートナーとして厩舎を支えていました。

昨日の速報記事でもお伝えしましたが、
調教を手掛けた馬たちは、近年だけでもロジータ記念(SI)の優勝馬がズラリ。

レース後、「ロジータ記念は相性がいいんですよ」と笑顔を見せた佐藤調教師でしたが、
やはり今回の勝利は格別だったそうです。


それを表しているのが、この笑顔なのでしょうね。



佐藤裕太調教師
「無事に送り出して無事にゴール板をきってくれて、勝利を飾ってくれて、
感無量です。
3コーナーで手を動かした時は厳しいかなと思いましたが、
矢野ジョッキーの最後まであきらめない懸命な追い込みが馬にも伝わっていましたね。

勝ったと思ったのはゴール板をきってから。
万全な体制で送り出せたと思っていたのですが、
思っていたよりも(輸送などで)体重が減って(マイナス13キロ)しまいました。
そこが心配でしたが、馬がよく頑張ってくれました」


クロスウィンドは道営・若松平厩舎からデビュー。
輸送が苦手だから気を付けて、と聞いていたそうです。


「苦手な輸送を克服するために、
普段の調教だけではなく、
慣れさせるために、普段は出さない不規則な時間に馬房から出したりして対策をしてきました。
そういったことで克服していければ」(佐藤調教師)



担当は佐藤調教師と旧知の伊藤厩務員。
「今回は輸送などで体重が減ってしまいましたが、
伊藤くんはエサを食べさせて、馬をふっくらさせるのが上手なんですよ。
普段からとてもよく馬を世話をしてくれています。
そういう愛情が馬に伝わって今回の結果になっているのかなとも思います」(佐藤調教師)


「(クラーベセクレタ、エミーズパラダイス、カイカヨソウなど)
自分が調教した馬が勝つのを見るのは嬉しかったけど、
やっぱりレースに乗れない悔しい思いもありました。
だから、今日の勝利は格別ですね。
泣きそうになりました(笑)
今までの(ロジータ記念での)勝利とは全然違う。
喜びの中に、責任感もあります」(佐藤調教師)



「クロスウィンドはもまれて強くなるタイプ。
もともとポテンシャルは高いので、磨き甲斐もあります。
前走は出遅れてしまって結果は残念でしたが、
砂を被った経験が今回に活きたかんじです。
距離は1800前後が良さそうですね。
今後は馬の状態を見て決めたいと思います」(佐藤調教師)


騎手時代、レースで乗れないという悔しい思いをたくさん重ねながら、
多くの名馬たちの背中を経験してきた佐藤調教師。
その経験が今に繋がって活きている、報われてきていると感じているそう。




クロスウィンドは父ヴァーミリアン、母プリンシプルレディ(アグネスデジタル)、
生産は浦河の大北牧場。
馬主は泉俊二様です。
関係者の皆様、おめでとうございました