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補助金 (風坊主)
2010-07-05 10:17:56
毎回拝見させて頂いておりますが、いつも的を得た記載に感心致します。
さて、この会社の事業スキームは分かりやすい解説で分かりました。
つまり、販売手数料の一部(約30%)は補助金だということですよね。
補助金申請するにあたっては金額の確定をする必要がある為に、工事業者や風車メーカーの選定については補助金申請する前にある程度決定するしかありません。ですから、補助金決定がなされる前には工事業者やメーカーはほとんど決まっている状態になります。
発注をしていなければ良いという暗黙の了解がある、ということでしょう。
国の補助事業なので、予算の関係もあってかこういうスキームになっているようです。
この事業開始前の補助事業自体にも問題があるわけです。
JWDはこのスキームを上手く利用して利益を上げていた、と言う事でしょう。
ですが、今後はこのような補助事業は無くなっていくでしょうから、その時にどうするのでしょうか?
 
 
 
Re:補助金 (mizu)
2010-07-06 22:07:29
風坊主さん、

販売手数料の原資は補助金であるとも言えますね。
基本的に事業を行う際には、経費をできるだけ少なくしようとするはずなのに、子会社への販売で手数料を得て、その分建設費が増える。
この日本風力開発の事業スキームは売上げを大きく見せること。それに補助金を上手く利用するという意図があったのではないでしょうか。

何度も書きますが、今回の問題、それに最近の強引な風力開発、反対運動の激化には、補助金が大きな要因だと思います。
定率の補助金では、経費を抑えるという意欲が働きにくく、施工業者との癒着を生みやすい。
今の補助金制度では、費用の妥当性、建設後の発電量に対する監査等も行われていないようです。

今後は、建設費ではなく発電量に対する補助へと移行していくと思います。
日本風力開発やその他の風力事業者の今までのビジネスモデルは全く通用しなくなる。
新しい仕組みに対応できる事業者は生き残り、それ以外は淘汰されることになるでしょう。
 
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