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Unknown
(
WHY人
)
2013-08-21 13:28:00
昨日たまたま手にとった本に書かれていた事です。
「かつて、わたしは月山の山ふところなる注連寺にい、豪雪に耐えてほとんど一年を過ごした。注連寺の前には鶴岡から湯殿山を結ぶ参詣街道六十里越街道があった。すなわち、鶴岡を出て十王峠に至れば、縹しょう(?さんずいに目に少)たる山ふところが開けて眼下に注連寺がある。参詣者はみなここに泊まるか、すこしく脚を伸ばして大日坊に泊まり、湯殿山参詣の足がかりにした。わたしが注連寺を訪れたときは、大日坊はバス道に沿っていたので、からくも余喘を保っていたが、注連寺のごときは荒廃しきっていた。伽藍も広大なだけにそれが目立つのである。
Unknown
(
WHY人
)
2013-08-21 13:35:03
(続き)
ところで、その注連寺に寄るところの集落を七五三掛(しめかけ)という。注連も七五三もシメ縄のシメである。これから先は禁域であることを示す、結界以外のなにものでもない。なんのために結界し、禁域をつくろうとするのか。湯殿山あるがためである。湯殿山は胎蔵界大日如来とされる(○○○)をご神体とする。・・・」
『マンダラ紀行』 森敦
※ ( ) はWHY人
大日如来は阿字観では阿で表されますね。
これを書いていて、空海さんは日向族の方なのかなと、ふと思いました。
縹渺
(
fumio
)
2013-08-22 18:42:43
WHY人さん、こんにちは
開かずの扉が開いて、語ってはならぬと封印されてきた湯殿山について早速語りあうのですね。
森敦さんは「月山」で芥川賞をとった作家だけあって文章に凝っていますね。
「縹しょう(?さんずいに目に少)」は
「神韻縹渺(シンインヒョウビョウ)」という 熟語の縹渺を使用しているのですね。
かれもあのあたりの結界に対して不審に思っていたのですね。
空海は四国出身なので九州日向から四国へと逃げ延びたアマテラスの義弟たちの係累のような気がします。
Unknown
(
WHY人
)
2013-08-25 14:56:04
ちょっと洒落で伏字にしてみたのですが、もはやオープンにする時なのでしょうか
>神韻縹渺
fumio さんさすがです ^_^
出羽三山には行ったことがあります。
羽黒山神社の造りは、どっしりとしていて好きな感じがしました。
月山に行く途中、ビジネスホテルに鍵を返すのを忘れ、持って来てしまうという事がありましたっけ
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「かつて、わたしは月山の山ふところなる注連寺にい、豪雪に耐えてほとんど一年を過ごした。注連寺の前には鶴岡から湯殿山を結ぶ参詣街道六十里越街道があった。すなわち、鶴岡を出て十王峠に至れば、縹しょう(?さんずいに目に少)たる山ふところが開けて眼下に注連寺がある。参詣者はみなここに泊まるか、すこしく脚を伸ばして大日坊に泊まり、湯殿山参詣の足がかりにした。わたしが注連寺を訪れたときは、大日坊はバス道に沿っていたので、からくも余喘を保っていたが、注連寺のごときは荒廃しきっていた。伽藍も広大なだけにそれが目立つのである。
ところで、その注連寺に寄るところの集落を七五三掛(しめかけ)という。注連も七五三もシメ縄のシメである。これから先は禁域であることを示す、結界以外のなにものでもない。なんのために結界し、禁域をつくろうとするのか。湯殿山あるがためである。湯殿山は胎蔵界大日如来とされる(○○○)をご神体とする。・・・」
『マンダラ紀行』 森敦
※ ( ) はWHY人
大日如来は阿字観では阿で表されますね。
これを書いていて、空海さんは日向族の方なのかなと、ふと思いました。
WHY人さん、こんにちは
開かずの扉が開いて、語ってはならぬと封印されてきた湯殿山について早速語りあうのですね。
森敦さんは「月山」で芥川賞をとった作家だけあって文章に凝っていますね。
「縹しょう(?さんずいに目に少)」は
「神韻縹渺(シンインヒョウビョウ)」という 熟語の縹渺を使用しているのですね。
かれもあのあたりの結界に対して不審に思っていたのですね。
空海は四国出身なので九州日向から四国へと逃げ延びたアマテラスの義弟たちの係累のような気がします。
>神韻縹渺
fumio さんさすがです ^_^
出羽三山には行ったことがあります。
羽黒山神社の造りは、どっしりとしていて好きな感じがしました。
月山に行く途中、ビジネスホテルに鍵を返すのを忘れ、持って来てしまうという事がありましたっけ