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091109心理学研究法5:集団の心理を調べる研究法

2009-11-10 01:25:32 | Weblog
11月9日の心理学研究法でつかった資料です。

前回の相関分析のフォローとして、双生児研究による遺伝と環境要因の影響を調べる話をしました。

そして本日の本題、集団の心理を調べる話に入りました。

研究の動機には2つあります。

真理追求型か実践型かの二つです。

文献を調べるところから第一歩が始まります。

いろいろな文献データベースをもちいて、関心のある資料にあたりましょう。

まず要約をし、およそを知った上で現物のコピーを手に入れたいですね。

pdfファイルでオンラインで手に入れることが可能な文献もあります。

コピーを入手したら、しっかり読んで、記載通りの方法で追試を行います。

外国の論文であれば、調査用紙を日本語に翻訳します。日本で同じ意味、ニュアンスになるように翻訳するのには一工夫がいります。

そして、日本人を対象として追試の調査を行います。

ところで、集団の心理を調べるには、質的な研究と量的な研究法の2種があります。ほんとはどちらも必要です。

質的なものにはインタビュー法、観察法があります。

量的なものには階層化サンプリングを経ておこなう質問紙を用いた調査法やインタビュー法があります。

選挙における投票行動を予測するためにおこなう世論調査、支持政党調査など具体例をあげてお話しましたね。

次回は調査法の詳細を実習風におこないましょう。

2009/11/10記

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