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生理心理学1:4つの脳

2009-10-04 18:00:55 | Weblog
生理心理学2かいめとなる10月2日は、脳の機能局在の話。

授業では、脳の絵を描く方法を伝授しました。

大脳はノーミソが合い言葉でしたね。書く練習をしておいてください。

また、大脳に小脳、中脳、橋、延髄、脊髄と至る中枢神経系が、人体内にどのように位置しているかもイメージわかせておいてください。

つぎに、大脳にある2つの大きな皺。大きいので溝(こう)と呼びます。

2つの溝の名称を覚えましょう。

これら二つの溝を目安として、大脳皮質は4つの大きな領域に分けられます。

名称と部位、それぞれの機能を対応させて覚えましょう。

視覚、聴覚、体性感覚・体性運動、連想・推理・思考という4大機能が、どうして人間ではある程度決まった位置に割り当てられているのでしょう。考えてみましょう。

体性感覚・運動という機能について特段の話をしました。

ペンフィールドの手による、体性感覚と体性運動の脳内機能局在の話がメインテーマ。

脳外科医であったペンフィールド先生が手術中に患者さんの脳内を刺激し、身体のどこが動いたかを観察し、こそばゆい・かゆいなどの皮膚感覚が発生した場所を特定しながらの研究の話でした。

こうした研究法は、生理学的心理学の部類に入ります。

生理過程(脳内刺激部位)を独立変数として、行動や内省報告を従属変数とした研究の先駆けですね。

それではかったことは、大脳皮質体性感覚領域に占める皮膚の部位の割合がいびつなこと。

唇や手の指先が多くの領域を占領しています。はたしてこれはなぜなんでしょうというのが課題でした。

みんな、どんなことを書きましたか?

来週は2つの脳と題して、左右ふたつある脳(大脳半球と呼びます)の機能局在の話。

言語の中枢は左半球にありますが、右半球にはいったいなにがあるのでしょうか。

では。

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